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「がんと丸刈り」第1弾

[公開日] 2015.10.15[最終更新日] 2015.10.15

先週末報道された川崎フロンターレの大久保嘉人選手が、Instagramに、3人の息子さんと坊主頭にした写真を公開したことをご存知の方も多いのではないでしょうか? これは、「奇胎後hCG存続症」で抗がん剤治療が必要となる奥さんに脱毛の恐れがあり、その不安を和らげるために、ご自身と3人の息子さんと一緒に丸刈りにしたというものです。みんなとってもかっこいいです。 抗がん剤のなかには副作用で毛が抜けてしまうものがあり、特に女性の患者さんにとって、“脱毛”は辛い副作用の1つだと言われています。治療後は元に戻る方が多いと言われていますが、患者さんの中には、髪質が変わったり、髪のボリュームが戻らない方もいるようです。ここ10年で、吐き気・嘔吐、白血球(好中球)の減少など、抗がん剤の副作用に対して有効な薬剤が開発され普及してきましたが、残念ながら脱毛に対しては、未だに有効な薬剤や方法はありません。 大久保選手のように、脱毛が不安な患者さんを励ますといったことは、日本だけではなく海外でも行われています。 最初にご紹介するのは、南アフリカの『reach for a dream』という財団が制作した動画です。 抗がん剤による白血病の治療を終え、主人公サムが学校に戻る初日。教室で彼を待っていたのは「よく帰って来た!(Welcome Back)」と書かれた垂れ幕と、頭を丸刈りにしたクラスメートの笑顔でした。 次にご紹介するのは、お兄ちゃん想いの幼い少女のお話です。少女はがん治療を終えた兄の帰宅を待つ間に自分の髪の毛を切ってしまいます。そこに帰ってきた家族。パパとママが娘の髪型にびっくりしている隣で、兄と妹はお互いを見合って笑っています。お兄ちゃんに自分の髪の毛を渡す妹、自分の被っていた帽子を妹の頭にのせるお兄ちゃん。 何度見ても、胸が締め付けられる動画です。 大切な人が“がん”になったとき、大久保選手や動画の少年・少女達のように、少しでも不安や孤独に寄りそう事が出来れば、“がん”患者さんの心を癒せるかもしれません。このような心温まる取り組みが、世界をはじめ、日本でも広がっていくことを願っています。 柳澤さん 私にも、髪に毛があれば、ほんとうにほんとうにチャレンジしたい取り組みです。 記事:柳澤 昭浩    
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コンテンツマネージャー 柳澤 昭浩

18年間の外資系製薬会社勤務後、2007年1月より10期10年間に渡りNPO法人キャンサーネットジャパン理事(事務局長は8期)を務める。先入観にとらわれない科学的根拠に基づくがん医療、がん疾患啓発に取り組む。2015年4月からは、がん医療に関わる様々なステークホルダーと連携するため、がん情報サイト「オンコロ」のコンテンツ・マネージャー、日本肺癌学会チーフ・マーケティング・アドバイザー、3Hクリニカルトライアル株式会社、3Hメディソリューション株式会社のマーケティングアドバイザー、メディカル・モバイル・コミュニケーションズ合同会社の代表社員などを務める。

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