10月7日から9日まで東京ビッグサイトにて開催された食品開発展2015に可知・HAMAと参加しました。

 食品開発展とは、1,000社程度の食品メーカーや機能性食品原料メーカーなどが集まる食品分野の研究・開発、品質保証、製造技術担当者向けの専門展示会であり、近年の食品分野の2大潮流となっている「健康と安全」に関するアジア最大の技術展です。国内市場だけでなく、アジア市場への入口として内外の関心を集めているとのことです。

 主な目的はクロエグループ内にあるエビデンス事業部の手伝いでしたが、我々にはもう1つの目的がありました。

 それは、「世界最先端の食品開発展に参加して、がんに関する機能性食品原料がどの程度展示しているのであろうかということ」、「展示があるのであれば、どの程度のエビデンスを構築しているのであるか」をこの目で確かめたかったからです。

 ところが、がんに効果があることを匂わすような展示は見当たりませんでした。

 医療業界ではあたりまえのEBM(エビデンスベースドメディスン;科学的根拠に基づく医療)ですが、近年、食品に関してもエビデンスが必要となってきています。

 「免疫賦活作用」や「がんに効果がある」といったものは、科学的根拠が得づらいものです。特に臨床試験でそれを示そうとするには医薬品でも難しく、食品でそれを示そうとするにはかなり膨大なデータが必要だと思います。

 そのような背景もあるのか、食品開発展ではそういった機能性食品を売り出している企業は存在しなかったのかもしれません。

 しかしながら、一般向けの市場には沢山出回っているのも事実であり、こういったものの科学的根拠データがどういったものになっているかを一人一人が理解しないといけないのだと思いました。

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 なお、近年の健康食品は、アンチエイジングや美容といったものからトレンドが変化し、老化による筋力低下(サルコぺニア)による「ロコモティブシンドローム」、「骨粗しょう症改善」などの高齢者向けのものが主流のようです。サルコペニアは医薬品でも開発中であり、チャレンジングな疾患ではありますが、エビデンスを構築している最中のようです。他にも近年認知されてきている「IBS(過敏性腸症候群)」などに対する機能性食品素材も開発中なメーカーもあり、中には500人規模の前向き、非盲検、無作為化、プラセボ対象の臨床試験データも取り揃えているなど、科学的根拠に基づく食品開発も進んでいるようです。

 最後に、少しCMですが、クロエグループのエビデンス事業部では、エビデンスに基づく健康食品、サプリメントや化粧品等の臨床研究のプロトコル設計、解析計画、実施医療機関、倫理委員会サポートや被験者募集などのサポートを行っている部署となります。
 もし、ご興味がある方がいらっしゃったらオンコロ問い合わせ窓口よりお問い合わせください。→コチラ

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記事:可知、HAMA


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