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小児がん


  • [公開日]2019.08.28
  • [最終更新日]2019.10.11

監修:日本医科大学 勝俣範之 先生

15歳以下の子どものがん。「小児がん拠点病院」で治療を

「小児がん」は15歳以下の子どもに発症する悪性腫瘍です。国立がん研究センター小児がん情報サービスによると、年間に小児がんを発症する子どもは全国で約2000~2500人という希少ながんで、発症部位はさまざまです。

治療中は身体的苦痛に加え、就学、復学、進学など学校の問題、親やきょうだいとの関係など社会的・心理的苦痛も起こるため、医療スタッフの緊密な連携体制や児童心理などの専門家によるサポート体制が欠かせません。さらに、成長期に強力な治療を行うことによる生殖能力への影響などの晩期合併症(晩期障害)への対応がきわめて重要です。加えて、治癒後のAYA世代(16~30代前後の思春期・若年成人/Adolescent and Young Adult)特有の悩みに関する支援(体調管理、就職、恋愛、結婚など)も重要です。

子どもにがんの疑いがあるときは全国に15か所ある「小児がん拠点病院」に受診するのが望ましいでしょう。国立がん研究センターとともに国の小児がん中央機関に指定されている国立成育医療研究センターのウェブサイトでは、全国の小児がん診療施設の特徴や診療体制、診療実績のほか、院内学級の有無、保育士や臨床心理士、ソーシャルワーカーといった専門職の配置状況についても情報を公開しています。

また、小児がん拠点病院に設置されている「相談支援センター」も家族にとって、心強いサポートを得られる場所です。その病院にかかっていなくても誰でも無料で利用できるうえ、電話による相談も可能です。家族だけで不安や悩みを抱え込まず、いろいろなサポートを利用して、子どものがんを乗り切りましょう。

小児がん診療施設の診療体制や診療実績を調べる

国立成育医療研究センター「全国の小児がん診療施設の情報」
https://www.ncchd.go.jp/center/activity/cancer_center/cancer_hospitallist/
国立成育医療研究センターのウェブサイトでは、小児がん診療施設の特徴や診療体制、診療実績、院内学級の有無、保育士や臨床心理士、ソーシャルワーカーなどの専門職の配置状況についても情報を公開。

小児がんの相談支援センターの所在を調べる

国立がん研究センター「がん情報サービス」
https://ganjoho.jp/
国立がん研究センターが運営するウェブサイトでは「病院を探す/小児がん拠点病院の相談支援センターを探す」の項目からそれぞれの小児がん拠点病院にある相談支援センターのリストを閲覧できる。

国立がん研究センター東病院 AYA世代・小児がん電話相談

国立がん研究センター東病院では、診断や治療、臨床試験治験、療養環境などの相談に小児がん専門医が電話で応じる。相談料は無料、通話料は発信者負担。
■電話番号/04-7130-0191
■受付時間/平日10:00~16:00

公益財団法人 がんの子どもを守る会 電話相談

患者支援団体のがんの子どもを守る会では、病気に関することをはじめ、経済的な問題、教育や保育に関する問題、医療者とのコミュニケーションなど、家族が抱えるさまざまな悩みに対して医師や医療ソーシャルワーカーが電話で相談に応じる。相談料は無料、通話料は発信者負担。面談可。
■電話番号/03-5825-6312(本部)、06-6263-2666(大阪)
■受付時間/平日10:00~16:00

※リンクや電話番号等は2019年9月時点での情報となります。

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