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頭頸部がんの検査と診断

[公開日] 2023.01.01[最終更新日] 2023.01.01

頭頸部がんの検査

頭頸部がんの検査は、問診後にまず視診によって病変の有無を確認します。また触診により、リンパ節や甲状腺、頸部などの腫れを調べます。鼻やのどの奥など、目では見づらい部分は、内視鏡を使って検査することもあります。 がんが疑われた場合には、がん組織の一部を採取し、顕微鏡下で調べる組織診断を実施します。更に、がんの広がりや転移の有無を調べるために、画像検査も行われます。具体的な方法としては、頸部超音波検査、CT・MRI検査、PET検査などがあります。 また頭頸部がんは、頭頸部の他の部位や、頭頸部以外の臓器に多発性にがんが発生する頻度が高いため、発生部位以外の部分に関しても、詳しく検査することが大切です。

頭頸部がんの診断と病期(ステージ)分類

頭頸部がんの病期は、T (がんの大きさや周囲への広がり)N(領域リンパ節への転移の有無)M(原発巣から離れた臓器やリンパ節への転移の有無)の3つのカテゴリーによって判断されます。 がんの発生部位ごとに少しずつ定義が異なります。それぞれのT分類、N分類、病期は下記のとおりです。
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