目次
ブリナツモマブの薬剤概要
製品名
BLINCYTO
一般名
ブリナツモマブ(blinatumomab)
用法用量
未定(1日から7日目までは9μg/日、8日目から28日目からは28μg/日)
効能効果
未定(再発性/難治性のB前駆細胞型急性リンパ芽球性白血病)
主な副作用
未定(貧血、血小板減少症、発熱性好中球減少症、低カリウム血症、好中球減少症、悪心、発疹)
製造承認日
2014年12月3日(アメリカ)
ブリナツモマブの作用機序
World Drug Tracker
ブリナツモマブは、がん細胞に発現するCD19と、ほぼ全てのT細胞に発現するCD3の両方に結合する。標的が2つであることから、BiTE(CD19/CD3-bispecific T cell engaging)とも呼ばれています。ブリナツモマブはCD19を発現するB細胞系腫瘍に結合すると同時に、通常のT細胞に発現するCD3にも結合することでT細胞を動員し、腫瘍細胞を破壊します。
ブリナツモマブの最新文献
文献の概要
再発難治性の急性リンパ性白血病(フィラデルフィア染色体陰性B細胞前駆型リンパ芽球性白血病)の患者さんに対して、ブリナツモマブ単剤療法を実施し、その有効性(奏功率)と安全性を検証した試験。この結果、ブリナツモマブは189人の患者さんの内43%にあたる81人が完全奏功を達成した。また、主な副作用が好中球減少症、貧血であり、敗血症、大腸菌敗血症、カンジダ感染により3人の死亡が確認された。この試験より、ブリナツモマブのより早い段階からの治療介入、または他の治療薬との併用レジメンなどを探索する必要があることが判った。
文献の出典
文献の発刊日
2015年1月
ブリナツモマブの口コミ
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その他医療関係者のコメント
ブリナツモマブの治験情報
治験の概要
再発難治性の急性リンパ性白血病(B細胞前駆型リンパ芽球性白血病)の日本人患者さんに対してブリナツモマブ単剤療法を実施し、その最大耐用量を検証する治験。
治験の期限
2018年2月
参考資料
1)造血器腫瘍診療ガイドライン
2)アムジェンプレスリリース
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