(画像はリリースより)
同システムの導入により、治験組み入れの迅速化が可能となり、日本において深刻な問題となっているドラッグ・ラグ/ドラッグラグ・ロスの解消と創薬力の強化を目指す。
また患者さんが治験実施機関に来院することなく臨床試験の適格性を確認することができるため、臨床試験の参加の可否が分かるまでの患者さんの受診の負担が軽減され、より多くの患者さんに機会を提供できることが期待される。
同センターで臨床試験に参加希望のあった患者さん173中を対象とした解析においては、紹介から試験参加までには1-1.5ヶ月かかり、実際に参加可能となる患者さんは15%程度であったと下井辰徳先生(同院 腫瘍内科 医長)。Joinを使うことで迅速かつ試験登録の適格条件の事前確認により、臨床試験への参加可能性が上がることを期待していると話した。
また、中村健一先生(同院 臨床研究支援責任者)は、患者さんのニーズをテクノロジーで解決する画期的な取り組みだと考えており、「ぜひ成功させていきたいと考えている」とコメントした。
「遺伝子パネル検査の恩恵をより多くの患者さんに届けるために」
参照元: 国立がん研究センター プレスリリース


