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分散型治験プラットフォーム(DCT)を導入した治験のプレスクリーニングが開始

[公開日] 2024.10.15[最終更新日] 2024.10.10

武田薬品工業株式会社、東北大学病院、愛知県がんセンター、株式会社 MICINは10月9日、患者さんの臨床試験へのアクセス向上を目指し、武田薬品が実施する治験の一部において、医療機関のネットワークとeConsent(同意説明文書の電子閲覧等の一連の同意説明・取得行為を、タブレット端末等のデジタル機器を使用しして実施する方法)を活用したプレスクリーニングを、東北大学病院と愛知県がんセンターで開始したことを発表した。 今回の取り組みでは、治験のプレスクリーニングのプロセスに、デジタル技術を活用したリモートで実施する「分散型治験:DCT(Decentralized Clinical Trial)」が導入される。具体的には、患者さんの紹介元病院(パートナー医療機関)と治験実施医療機関である東北大学病院または愛知県がんセンターとをオンラインでつなぎ、DCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」のeConsentを使用して、治験の目的や内容の説明およびプレスクリーニング参加への同意取得のステップをリモートで実施する。 MICIN社が提供するMiROHAは、 オンライン診療機能とeConsent、eSource(Electronic Source Data:臨床試験の原資料となり得る電子原データ)機能を搭載したDCTプラットフォームとして、2020年4月より提供を開始している。 DTCの導入により、かかりつけの医療機関にいながら、治験実施医療機関によるプレスクリーニングの実施が可能となることで、患者さんが治験への参加を決定する前の段階で治験実施医療機関へ通院する必要がなくなり、患者さんの負担軽減に寄与し、より多くの患者さんに治験参加の可能性が広がることが期待される。 参照元: 武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
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