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がんにおける企業治験で「MiROHA」の使用を開始、分散型臨床試験の実現目指す

株式会社MICIN、アムジェン株式会社、および聖マリアンナ医科大学病院は2月1日、がん領域の企業治験における分散型臨床試験(Decentralized Clinical Trial: DCT)の実現を目的として、DCTプラットフォーム「MiROHA(ミロハ)」の使用を開始したと発表した。

MiROHAは、オンライン診療機能、eConsent(Electronic Informed Consent:電子的なツールを用いた臨床試験のインフォームド・コンセントの取得)機能、およびeSource(Electronic Source Data:臨床試験の原資料となり得る電子原データ)機能を搭載した、MICINが提供するDCTプラットフォーム。今回、MiROHAのeConsent機能を活用して、治験実施医療機関と関連病院を繋ぐ取り組みが実現したという。

MiROHAを使用するは、アムジェンが実施する未治療の進行がんに対する企業治験。発現頻度が低いバイオマーカーを対象としているために患者数が少なく、スクリーニングでの脱落率も高いことが予想されているという。そのため、治験実施医療機関と関連病院をMiROHAを用いてオンラインで繋ぎ、治験に参加する可能性のある、より多くの患者さんからインフォームド・コンセントを取得し、患者組み入れを促進することが重要であるとしている。

参照元:
株式会社MICIN ニュース

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