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リトゴビおよびオンキャスパーの2つの抗腫瘍薬が薬価収載へ

[公開日] 2023.08.28[最終更新日] 2024.10.10

8月23日、厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)総会(第552回)が行われ、新薬成分6品目の薬価収載を了承した。うち、抗腫瘍薬関連は2製剤であった。 薬価収載は8月30日の予定である。

リトゴビ

製品名:リトゴビ錠 一般名:フチバチニブ 適応症:がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌
薬価:10,252.50円 会社名:鵬薬品工業株式会社

リトゴビは、選択的かつ不可逆的にFGFR(fibroblast growth factor receptor:線維芽細胞増殖因子受容体)1-4のATP結合部位に結合し、FGFRを介するシグナル伝達経路を阻害する経口のチロシンキナーゼ阻害剤。 FGFRは通常増殖因子が結合することで活性化して細胞の増殖を促すが、FGFR遺伝子の異常が起きることで、増殖因子なしでもシグナルが活性化し続ける。 リトゴビによりこの異常なシグナル活性化を阻害することで、がん細胞の増殖を抑制し、抗腫瘍活性を示すと考えられている。

オンキャスパー

製品名:オンキャスパー点滴静注用3750 一般名:ペグアスパルガーゼ 適応症:急性リンパ性白血病、悪性リンパ腫 薬価:230,637円 会社名:日本セルヴィエ株式会社

オンキャスパーは、大腸菌由来 L-アスパラギナーゼをポリエチレングリコール(PEG)で化学修飾(PEG 化)した酵素製剤。 L-アスパラギナーゼはL-アスパラギンを分解するため、アスパラギンの外からの取り込みが必要ながん細胞を栄養欠乏状態にし、抗悪性瘍効果を発揮する。 PEG化することによって半減期が延長し、効果が持続するだけでなく、ペグ化により免疫原性(体内で異物と判断され免疫を誘導する性質)が低下するため抗薬物抗体ができにくく、過敏症反応などが起こりにくいことも期待されている。 参照元: 厚生労働省中央社会保険医療協議会(中医協)総会(第552回)
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