プラセボとは、薬の有効成分を含まない薬のことです。偽薬ともいわれます。本物の薬だと信じ込んでこのプラセボを服用すると、薬を飲んだという安心感からか、有効成分を含まないにもかかわらず効果を現すことがあります。これをプラセボ効果といいます。臨床試験(治験)では、この心理的な効果を除くために実薬の他にプラセボを使用頂く場合があり、患者さんはご自身が実薬(治験薬の有効成分が入った薬剤)を使用しているかプラセボを使用しているかはわかりません。

しかしながら、がん分野の臨床試験の場合、実薬ではなくプラセボを使用することは生死にかかわることになりますので、プラセボを使用する臨床試験は、高血圧や糖尿病などの一般の薬剤を使用する臨床試験よりも少ないですし、製薬会社がデータを取った後に実薬を使用できるように救済措置を設定しているケースもあります。


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