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オラパリブ

[公開日] 2016.11.21[最終更新日] 2016.11.21

オラパリブ(リムパーザ)はPARP(poly ADP ribose polymerase、ポリADPリボースポリメラーゼ)の働きを抑える薬です。PARPはDNA損傷を修復する酵素で、もう一つのDNA修復酵素であるBRCA1やBRCA2に変異を持つがん細胞では、PARPを抑えるとDNA損傷が修復ができなくなり、その結果、細胞死が起こると考えられています。 BRCA1、BRCA2の変異は、乳がんや卵巣がんを引き起こすと考えられており、この遺伝子に変異がある患者さんは、乳がんの罹患率が非常に高いことが知られています。アメリカ、ヨーロッパでは「生殖細胞系BRCA 遺伝子変異陽性進行卵巣がん患者」の治療に対し、承認されています。 作成:株式会社インテリム logo
辞典 PARP阻害薬

株式会社 インテリム

2005年8月に創設されたオンコロジー領域に強みを持つ開発業務受託機関(CRO)です。国内だけでなくグローバル、アジア治験に強みを持ち、韓国、台湾、中国、インド、米国、欧州にネットワークを持っています。 社内には「オンコロジースペシャリスト&エキスパート認定制度」という認定制度があり、現在、50名以上スペシャリスト認定者と、顧問の西條長宏氏(日本臨床腫瘍学会元理事長)の口頭試問をパスした12名のエキスパート認定者が在籍します。

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