悪心


  • [公開日]2018.01.30
  • [最終更新日]2018.01.30

悪心(おしん)”とは心窩部や前胸部のムカムカとした不快感のことで、嘔気とも言われます。原因は様々ですががん治療に関連したものでは①化学療法による副作用②放射線治療による副作用③消化管通過障害④脳圧の上昇などがあります。特に化学療法による悪心には3種類あり、投与後1~24時間以内に発現する急性の悪心と投与後24時間以降~5日程度に発現する遅発性の悪心、そして過去に化学療法で悪心や嘔吐の経験があり投与前から条件反射的に発現する予期性の悪心があります。急性の悪心についてはセロトニン分泌と5-HT3受容体刺激が関与していると考えられており5-HT3受容体拮抗薬が主に使われ、遅発性の悪心についてはNK1受容体拮抗薬が主に用いられます。

 
作成:株式会社インテリム
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