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免疫組織化学(IHC)
[公開日] 2017.12.13[最終更新日] 2017.12.13
免疫組織化学(Immunohistochemistry:IHC)とは、目的とするタンパク質が、検体組織に存在しているか調べる検査方法です。病気を詳しく診断するためには、患部の一部を切り取り、検査(生検)する必要があります。切り取られた患部は、固められた後、薄く(5 um:1 mmの200分の1の厚さ)切ってスライドグラスに載せられ、顕微鏡で詳しく調べられます。この時、患部にタンパク質Xが存在するか調べる検査が、免疫組織化学です。
まず、スライドガラス上の薄く切られた患部の組織に、タンパク質Xに対する抗体をふりかけます。タンパク質Xが存在する場合は、タンパク質Xと抗体が結合するので、タンパク質Xと抗体が一緒に存在します。この抗体を様々な色素を用いて可視化することにより、タンパク質Xが存在する場所を明らかにします。免疫組織化学は、トラスツズマブ(ハーセプチン)を投与する前に、HER2タンパク質が患部に存在するかを確かめる検査などで使われている方法です。
作成:株式会社インテリム
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