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低ナトリウム血症
[公開日] 2018.02.01[最終更新日] 2018.02.01
低ナトリウム血症とは、血液中のナトリウム濃度が減少した状態で、臨床的には、血清ナトリウム濃度が136 mEq/Lを下回ることです。ナトリウムは細胞の浸透圧調節に重要な役割を果たしています。そのため、細胞外のナトリウム濃度が減少すると、浸透圧によって水分が脳細胞内に移動し、浮腫を引き起こします。軽度では、頭痛、吐き気、倦怠感などが現れ、重症化すると、錯乱、痙攣発作や昏睡などが生じることがあります。
ナトリウム濃度が低下する原因としては、体からナトリウムが喪失する(下痢や嘔吐でナトリウムが流出する、腎機能の障害や利尿剤の利用により尿からのナトリウム排泄量が増加する、大量の汗をかいた後、塩分を取らずに水分のみを摂取したなど)場合と、体内の水分量が増加し、相対的にナトリウム濃度が低下する場合があります。
作成:株式会社インテリム
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