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ファルネシル化

[公開日] 2017.12.13[最終更新日] 2017.12.13

ファルネシル化とは、タンパク質に行われる修飾の一種です(タンパク質修飾にはこの他に「リン酸化」、「アセチル化」、「ユビキチン化」などがあります)。ファルネシル化により、タンパク質の末端には疎水性のプレニル基が結合します。末端が疎水性になったタンパク質は、その疎水性の部分を細胞膜内に挿入するため、タンパク質は細胞膜(細胞の内側)につなぎ留められます。つまり、ファルネシル化されたタンパク質は、細胞の内側の細胞膜上に存在するようになります。がん遺伝子の一つRAS 遺伝子から作られるRASタンパク質は、このファルネシル化を受けており、RASタンパク質が働くためにはファルネシル化が重要(RASタンパク質が細胞膜に存在することが重要)であることが分かっています。そこで、RASタンパク質をファルネシル化する酵素を阻害し、RASタンパク質の働きを妨げ、がん細胞の増殖を抑える薬の開発が行われています。 作成:株式会社インテリム logo
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株式会社 インテリム

2005年8月に創設されたオンコロジー領域に強みを持つ開発業務受託機関(CRO)です。国内だけでなくグローバル、アジア治験に強みを持ち、韓国、台湾、中国、インド、米国、欧州にネットワークを持っています。 社内には「オンコロジースペシャリスト&エキスパート認定制度」という認定制度があり、現在、50名以上スペシャリスト認定者と、顧問の西條長宏氏(日本臨床腫瘍学会元理事長)の口頭試問をパスした12名のエキスパート認定者が在籍します。

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