バスケット試験


  • [公開日]2017.12.13
  • [最終更新日]2017.12.13

バスケット試験とは、臨床試験においてその薬剤が標的とする遺伝子変異があれば、どのタイプのがん腫でも登録できる試験のことをいいます。ある特定の遺伝子変異からがん細胞の増殖が促進され、臨床的にがんとなるのですが、ひとつの遺伝子変異から発現するがんは、1種類ではなく種々の臓器にがんとして発症します。

最近注目されているがん治療にプレシジョンメデシンという考え方がありますが、患者個々のがんの原因となる遺伝子異常を見つけ、個別化治療を行うというものです。つまり同じ遺伝子異常からがんを発症した患者を、がんの臓器に関係なくひとつの試験(バスケット)に入れるイメージから名付けられた治験です。

作成:株式会社インテリム
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