1次治療とは、手術不可能ながんに対して抗がん剤治療する場合の初めの抗がん剤治療のことです。初回治療やファーストラインともいいます。通常、手術不可能な場合の抗がん剤治療は効果が乏しくなるまで、または副作用等により抗がん剤が使えなくなるまで、治療を行います。
効果が乏しくなったなどでその抗がん剤の使用を中止した場合、別の抗がん剤治療に切り替えますが、そのことを2次治療とかセカンドラインといいます。その次は、3次治療(サードライン)といいます。

オンコロ責任者 可知 健太
東邦大学大学院 理科学研究科 生物分子科学専攻修了後、商社を経て、オンコロジー領域の臨床開発に携わる。2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築の他、様々な「専門疾患(がん・希少疾患)×ヘルスッテック×臨床試験」という領域のコンサルテーションに従事。東京大学大学院医学研究科 臨床試験データ管理学講座 研究員。理学修士。
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