監修:日本医科大学 勝俣範之 先生
【PR】提供:株式会社バリアン メディカル システムズ
いつ、誰の発信か、何を根拠にしているかを確認しましょう
がんの情報を探すときに大切なのは、今自分にとって必要な情報をはっきりさせるということです。状況によって必要となる情報は異なります。同じがん患者さんの話でも、あなた自身が必要な情報ではないかもしれません。メモなどに書き出して頭の中を整理しておけば、欲しい情報を得られるきっかけを作ることができるかもしれません。 情報の正しさと、その情報が自分に当てはまるかどうかを判断するときには、情報の信頼性が大切です。ひとつの情報を鵜呑みにするのではなく、複数の情報を照らし合わせ、得られた情報は主治医や家族、患者仲間に意見を求めてみましょう。情報の探し方がわからない場合は、がん相談支援センターを利用するのもひとつの手です。 最近は、情報を得る手段としてインターネットを活用している人も少なくないでしょう。しかし、インターネットの情報の質は一定の評価方法がまだあまり確立されておらず、商業目的でがんへの効果が示されていないにも関わらず「がんが治る」などと宣伝している場合も少なくありません。- か…「書いた人は誰か」
- 信頼できる専門家か、所属はあやしくはないか。著名な先生でもその先生個人の意見の場合は必ずしも科学的に正しいとは言えない可能性も。
- ち…「違う情報と比べたか」
- 他の多くの情報とは全く違う可能性も
- も…「元ネタ(根拠)はなにか」
- がんに有効だと科学的に確認されるためには、試験管での実験から始まり、動物、少数の人、何百人……最終的には何万人もの人を対象にした研究が必要です。マウスで効果があったとしても人での効果が確認されていなければ、信頼できません。
- な…「何のために書かれたか」
- サプリメントや健康食品など、企業による販売目的の広告ではないか確認しましょう。
- い…「いつの情報か」
- 古い情報で現在は違っている可能性もあります