目次
- 1 非小細胞肺がんの新薬トレメリムマブとは
- 2 トレメリムマブの薬剤概要
- 2-1
- 2-2
- 2-3
- 2-4
- 2-5
- 2-6
- 3 トレメリムマブの作用機序
- 4 トレメリムマブの最新情報
- 4-1
- 4-2
- 4-3
- 4-4
- 5 トレメリムマブの口コミ
- 5-1
- 5-2
- 6 トレメリムマブの治験情報
- 6-1
- 6-2
- 6-3
非小細胞肺がんの新薬トレメリムマブとは
オプジーボ(ニボルマブ)、キイトルーダ(ペムブロリズマブ)が肺がん診療ガイドライン2016の推奨薬剤として掲載されるなど、非小細胞肺がんの治療薬として免疫チェックポイント阻害剤である抗PD-1/PD-L1抗体薬はゴールデンスタンダードになりつつあります。 もしも近い将来、新しい治療方法が確立するととしたら、抗PD-1/PD-L1抗体薬にプラスαの薬を併用する治療方法でしょう。そして、このプラスαの薬として注目されているのが トレメリムマブ です。トレメリムマブは抗PD-L1抗体薬であるデュルバルマブとの併用で、肺がんの中でも約80%を占める非小細胞肺がんの一次治療としての治療方法が期待されています。 これまで非小細胞肺がんの治療として免疫チェックポイント阻害剤その効果が証明されたのは、一次治療においては抗PD-1抗体薬のキイトルーダ単剤療法がPD-L1発現率50%以上の患者に対して、二次治療においては抗PD-1抗体薬のオプジーボ単剤療法、抗PD-L1抗体薬のテセントリク単剤療法がPD-L1の発現率に関係なく、その効果が証明されています。 しかし、その効果はあくまでも単剤治療であって非小細胞肺がん他の薬剤との併用療法はまだ証明されていません。さらに、非小細胞肺がんの現在の治療はEFGR遺伝子変異、ALK遺伝子転座など遺伝子別に応じて治療方法を変更する必要がありますが、トレメリムマブとデュルバルマブの併用療法には患者背景の違いを考慮することなく治療できる可能性があるのです。トレメリムマブの薬剤概要
製品名
未定一般名
トレメリムマブ(tremelimumab)用法用量
未定(トレメリムマブとして4週間に1回1mg/kgを点滴静注する)効能効果
未定(再発難治性の非小細胞肺がん)主な副作用
未定(下痢、大腸炎、リパーゼの増加)製造承認日
未定トレメリムマブの作用機序
完全ヒト型抗CTLA-4抗体であるトレメリムマブはCTLA-4の活性を阻害することにより、T細胞活性化の抑制を解除し、がん細胞に対する免疫応答を活性化させます。トレメリムマブの最新情報
1)Safety and antitumour activity of durvalumab plus tremelimumab in non-small cell lung cancer: a multicentre, phase 1b study
概要
ステージⅣ非小細胞肺がんの患者の一次治療としてトレメリムマブ+デュルバルマブ併用療法を投与し、その安全性を検証した試験。出典
The Lancet配信日
2016年2月トレメリムマブの口コミ
医師のコメント
なおCTLA-4抗体では、イピリムマブがIgG1、トレメリムマブがIgG2の模様…
— レ点 (@m0370) 2016年11月4日
Crystal structures of checkpoint inhibitors (Pembrolizumab, Nivolumab, Tremelimumab) bound to targethttps://t.co/4eRdf89iU9$MRK $BMY $AZN pic.twitter.com/cOslt5IZjZ
— Anirban Maitra (@Aiims1742) 2016年10月31日
H.Kindler on tremelimumab (anti-CTLA-4) for 2nd-3rd line #mesothelioma. No better than placebo. #ASCO16 #lcsm pic.twitter.com/9k11MPl4Y4
— Dr. Antonio Calles (@Tony_Calles) 2016年6月5日
その他医療関係者のコメント
免疫チェックポイント阻害薬と呼ばれる種類の薬は、免疫を利用してがんを治療します。この種類にあたるデュルバルマブ、トレメリムマブという2種類の薬を併用したときの安全性が検討されました。https://t.co/XvN6P5tfTP
— MEDLEY-オンライン医療事典 (@medley_life) 2016年3月9日
#ASCO16 #Avelumab, #Durvalumab and #Tremelimumab Data Review https://t.co/z55gNEAkWb@MediPaper
— Jose Antonio Gasquet (@jagasquet) 2016年6月7日
A Phase III Study of #Durvalumab (MEDI4736) With or Without #Tremelimumab for............. https://t.co/iR47BFxpfw pic.twitter.com/WFYEZGEr12
— Oncology Advance (@OncologyAdvance) 2016年3月19日