目次
- 1 膀胱癌とデュルバルマブについて
- 2 デュルバルマブの薬剤概要
- 2-1
- 2-2
- 2-3
- 2-4
- 2-5
- 2-6
- 3 デュルバルマブの作用機序
- 4 デュルバルマブの最新文献
- 5 膀胱癌の口コミ
- 5-1
- 5-2
- 6 デュルバルマブの治験情報
- 6-1
- 6-2
- 6-3
膀胱癌とデュルバルマブについて
ボクシングの世界チャンピオンである竹原慎二も罹患した膀胱癌。膀胱癌は膀胱の尿路上皮(移行上皮)粘膜より発生する癌で、その膀胱癌の約90%を占めると言われている尿路上皮癌の治療がついに変わります。なぜなら、抗PD-1治療薬である デュルバルマブ が、この疾患における17年ぶりの新薬としてアメリカで承認されたからです。膀胱癌の原因の大半は喫煙であり、症状は血尿であるため、一見他の癌種に比べて発症が防ぎやすい、または治しやすい癌として考えられます。 たしかに、膀胱癌は進行初期の段階で発見できれば治療方法が確立していますが、早期発見のため診断方法は確立されていません。 そのため進行後期の状態で見つかることが少なくなく、M-VAC療法、DC療法などの治療方法はあるにはありますが、副作用が多く、かつこの治療方法に失敗したら次がないのが現状でした。この次の一手として承認されたのがデュルバルマブです。 デュルバルマブは、MVAC、DC療法などの白金製剤ベースの化学療法施行中または施行後に病勢進行を認めた、または白金製剤ベースの化学療法による術前または術後補助化学療法を行い12カ月以内に病勢進行を認めた局所進行または転移性尿路上皮癌の患者さんに対して、デュルバルマブ単剤で腫瘍縮小効果が認められたのです。デュルバルマブの薬剤概要
製品名
未定一般名
デュルバルマブ(durvalumab)用法用量
2週間に1回、デュルバルマブとして1回10mg/kg(体重)を点滴静注する効能効果
標準1次化学療法の治療中または治療後に病勢が進行した局所進行または転移性尿路上皮がん主な副作用
疲労、下痢、食欲減退製造承認日
未定デュルバルマブの作用機序
デュルバルマブの最新文献
・2016年6月 1)Anti-PD-L1 inhibitor durvalumab in bladder cancer 少なくとも1次治療を受けた61人の進行尿路上皮癌患者(PD-L1陽性40人、PD-L1陰性21人)さんに対して、デュルバルマブ単剤を投与してその安全性、有効性(奏効率)を検証した試験。 ・2016年9月 2)Safety and Efficacy of Durvalumab (MEDI4736), an Anti–Programmed Cell Death Ligand-1 Immune Checkpoint Inhibitor, in Patients With Advanced Urothelial Bladder Cancer膀胱癌の口コミ
医師のコメント
https://twitter.com/MaverickNY/status/807263386438402048その他医療関係者のコメント
◆PD-L1抗体「durvalumab」、膀胱がん領域で初のBLAをFDAが受理-英AZ-QLifePro 医療ニュース https://t.co/I8GFkOdAji
— QLifePro医療情報 (@QLife_JP) 2016年12月15日
FDA Grants Priority Review to Durvalumab in Bladder Cancer https://t.co/7m6B7DWCJc
— OncLive.com (@OncLive) 2016年12月9日
$AZN news -- FDA accepts application for PD-L1 durvalumab in bladder cancer; pdufa Q2 2017
— Meg Tirrell (@megtirrell) 2016年12月9日