目次
- 1 肝細胞癌の新薬カボザンチニブについて
- 2 カボザンチニブの薬剤概要
- 2-1
- 2-2
- 2-3
- 2-4
- 2-5
- 2-6
- 3 カボザンチニブの作用機序
- 4 カボザンチニブの最新文献
- 4-1
- 4-2
- 4-3
- 5 カボザンチニブの口コミ
- 5-1
- 5-2
- 6 カボザンチニブの治験情報
- 6-1
- 6-2
- 6-3
肝臓がん患者さん対象 治療に関するアンケート調査にご協力ください
肝細胞癌の新薬カボザンチニブについて
進行肝細胞癌(HCC)患者さんに対する化学療法の標準治療はソラフェニブです。ソラフェニブが標準治療となったのは2013年における肝癌診療ガイドラインの改定の時です。 この改定以降、現在もソラフェニブが進行肝細胞癌患者さんの標準治療になりますが、次なる課題はソラフェニブ治療後の二次化学療法です。 この治療ラインにおける標準治療は現在のところ肝癌診療ガイドラインでは定められておりませんが、2016年頃になって漸くこの治療ラインにおける標準治療が定まりそうな機運があります。それは、 カボザンチニブ がプラセボと比較してOS(全生存期間)を延長することが証明されたからです。カボザンチニブの薬剤概要
製品名
COMETRIQ一般名
カボザンチニブ(cabozantinib)用法用量
カボザンチニブとして60mg/日を経口投与する効能効果
未定(根治切除不能又は転移性の肝細胞癌)主な副作用
未定(下痢、手足症候群、血小板減少)製造承認日
未定カボザンチニブの作用機序
@Cometriq
カボザンチニブは、MET、VEGFR、AXLなどのチロシンキナーゼの活性を阻害することで抗腫瘍効果を発揮するカボザンチニブの最新文献
1)Cabozantinib in hepatocellular carcinoma: results of a phase 2 placebo-controlled randomized discontinuation study文献の概要
Child-Pugh分類Aの肝機能を有する肝細胞癌患者さんに対してカボザンチニブ単剤を投与する群と、プラセボを投与する群とに分けて、その有効性(病勢コントロール:奏効率がPRもしくはSD)を検証した試験。その結果、有効性はプラセボと比べてカボザンチニブ群の方が高いことが判った。文献の出典
Annals of oncology文献の発刊日
2 2017年2月28日カボザンチニブの口コミ
医師のコメント
Cabozantinib Suppresses Tumor Growth and Metastasis in Hepatocellular Carcinoma by a Dual Blockade of VEGFR2 and MET. http://t.co/X952SYL2Tw
— Andreas-Cl. Hoffmann (@andybreathe) 2014年5月16日
Weeks: #Met inhibitor #cabozantinib also looks favorable in #hepatocellular Ca, med OS 15 mo in randomized discontinuation trial #ASCO12
— H. Jack West, MD (@JackWestMD) 2012年6月3日
その他医療関係者のコメント
武田薬品、チロシンキナーゼ阻害薬カボザンチニブの日本での権利を取得 https://t.co/O5tCP25mUn #日経バイオテクONLINE
— 日経バイオテク編集部 (@nikkeibiotech) 2017年1月31日
.@ExelixisInc Announces Results of Phase 3 Trial of Cabozantinib for Advanced #Hepatocellular #Carcinoma https://t.co/IpdJNPhc5v
— Rare Diseases (@CheckOrphan) 2016年9月7日
Ghassan K. Abou-Alfa, MD, discusses MET inhibition in hepatocellular carcinoma using cabozantinib and tivantinib http://t.co/UPTH2FqP
— OncLive.com (@OncLive) 2013年2月12日