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既治療の進行性淡明細胞型腎細胞がんに対するキイトルーダと分子標的薬の併用療法の検討 ASCO-GU 2025

[公開日] 2025.02.25[最終更新日] 2025.02.20

2025年2月13日-2月15日、米国サンフランシスコで開催された全米臨床腫瘍学会泌尿生殖器がんシンポジウム(ASCO-GU)にて、治療歴のある進行性淡明細胞型腎細胞がん(㏄RCC)に対する第1/2相KEYMAKER-U03サブスタディ03Bの結果が発表された。 KEYMAKER-U03サブスタディ03B試験は、既治療のccRCCに対する複数の併用療法を評価するために実施されている試験。今回は、抗PD-1抗体キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)+経口低酸素誘導因子2アルファ(HIF-2α)阻害剤ベルズチファン併用療法を評価したB4群、マルチキナーゼ阻害剤レンビマ(一般名:レンバチニブ)+ベルズチファン併用療法を評価したB5群、キイトルーダ+レンビマ併用療法を評価した対照群の結果が発表された。 同試験にはB4群に62人、B5群に64人、対照群に73人が割り当てられた。追跡期間中央値は、B4群で16.6ヵ月(6.5-38.7月)、B5群で17.6ヵ月(6.5-35.9月)、参照群で19.4ヵ月(6.7-33.2月)であった。 奏効率はB4群が19.4%、B5群が46.9%、対照群が39.7%、奏効持続期間の中央値はB4群が未到達、B5群が22.1ヵ月、対照群が8.3ヵ月であった。無増悪生存期間中央値は、B4群が5.4ヵ月(95%信頼区間:2.8-6.9月)、B5群が12.5ヵ月(95%信頼区間:5.9-26.3月)、対照群が9.4ヵ月(95%信頼区間:6.9-11.2月)であった。全生存期間の中央値は、B4群が27.4ヵ月(95%信頼区間:12.6-未達)、B5群が32.3ヵ月(95%信頼区間:22.4-未達)、対照群が未達(95%信頼区間:21.8-未達)であった。 安全性に関しては、グレード3-5の治療関連有害事象(TRAE)は、B4群で42%(26/62人)、B5群で60%(38/63人)、対照群で49%(36/73人)に認められた。TRAEにより死亡に至った症例は、B5群では2人 (脳出血および頭蓋内出血)、対照群では1人(食道穿孔)であった。 以上の結果から、レンビマ+ベルズチファンは、持続的な抗腫瘍活性と、個々の薬剤と一致する安全性プロファイルを示した。レンビマ+ベルズチファンの併用に関するさらなる開発を支持するものであり、現在第3相試験ではLITESPARK-011試験が進行中である。 参照元: KEYMAKER-U03 Substudy 03B: Pembrolizumab (pembro) and targeted therapy combinations for advanced clear cell renal cell carcinoma (ccRCC).(ASCO-GU 2025)
ニュース 腎臓がん ベルズチファンレンバチニブレンビマ淡明細胞型腎細胞がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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