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未治療の進行膵管腺がんに対するNALIRIFOXの用量変更、有効性に不利な影響は認められず ASCO-GI 2025

[公開日] 2025.02.12[最終更新日] 2025.02.20

2025年1月23日-1月25日、米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI)にて、未治療の進行膵管腺がんに対するNALIRIFOX療法(ナノリポソーム型イリノテカン(オニバイド)+フルオロウラシル(5-FU)+ロイコボリン+オキサリプラチン)の有効性・安全性を検討した第3相NAPOLI 3試験の探索的事後解析の結果が発表された。 同解析では、NALIRIFOXを投与された症例において、リポソーム型イリノテカンの用量調整を実施し、全生存期間(OS)との関連を調べた。 OS中央値に関して、リポソーム型イリノテカンの減量を必要とした患者(n=194)で12.6ヵ月(95%信頼区間:11.0-14.5)であったのに対し、減量を受けなかった患者(n=176)では9.4ヵ月(95%信頼区間:7.5-11.5)であった。同様に、オキサリプラチンの減量を必要とした患者(n=217)におけるOS中央値が13.5ヵ月(95%信頼区間:11.7-15.2)であったのに対し、減量を受けなかった患者(n=153)では7.7ヵ月(95%信頼区間:6.2-10.2)であった。 同解析により、未治療の進行膵管腺がんに対するNALIRIFOXの用量変更は、OSに不利な影響はなく、むしろOSが長くなる傾向が認められた。これは、忍容性に基づいたNALIRIFOXの用量最適化の重要性を示唆するデータである。 参照元: Effect of dose adjustments on overall survival (OS) in patients with metastatic pancreatic ductal adenocarcinoma (mPDAC) treated with NALIRIFOX: A post hoc analysis of NAPOLI 3.(ASCO-GI 2025)
ニュース 膵臓がん NALIRIFOX膵管腺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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