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MSI-H/dMMR進行大腸がんに対するオプジーボ+ヤーボイ併用療法、オプジーボ単剤と比較してPFSを有意に延長 ASCO-GI 2025

[公開日] 2025.02.04[最終更新日] 2025.02.05

2025年1月23日-1月25日、米国サンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI)にて、MSI-H/dMMR進行大腸がんに対するオプジーボ±ヤーボイの有効性・安全性を検討した第3相CheckMate 8HW試験の結果が報告された。 CheckMate 8HW試験は、各施設で高頻度マイクロサテライト不安定性/ミスマッチ修復機構欠損(MSI-H/dMMR)と判定され、免疫療法による治療歴のない切除不能または進行大腸がんにおいて、オプジーボ(一般名:ニボルマブ)単剤、オプジーボ+ヤーボイ(一般名:イピリムマブ)、化学療法を比較した試験。今回は、オプジーボ単剤とオプジーボ+ヤーボイ併用療法を比較したデータが発表された。 同試験には、707人の患者がオプジーボ単剤群(n = 353)またはオプジーボ+ヤーボイ併用群(n = 354)に割り付けられた。追跡期間中央値47.0ヵ月(16.7-60.5ヵ月)において、併用群は単剤群と比較して無増悪生存期間(PFS)の統計的に有意な改善が認められた(ハザード比:0.62、95%信頼区間:0.48-0.81,p=0.0003)。また、単剤群と併用群それぞれにおいて、12ヵ月PFS率は63%と76%、24ヵ月PFS率は56%と71%、36ヵ月PFS率は51%と68%で、いずれにおいても併用群の方が良好であった。 グレード3/4の治療関連有害事象は、単剤群で14%、併用群で22%に認められたが、新たな有害事象の懸念は確認されず、管理可能であった。 以上の結果は、免疫療法の2剤併用療法であるオプジーボ+ヤーボイが、MSI-H/dMMR進行大腸がんに対する新たな標準療法となり得ることを支持するデータである。 参照元: First results of nivolumab (NIVO) plus ipilimumab (IPI) vs NIVO monotherapy for microsatellite instability-high/mismatch repair-deficient (MSI-H/dMMR) metastatic colorectal cancer (mCRC) from CheckMate 8HW.(ASCO-GI 2025)
ニュース 大腸がん イピリムマブオプジーボニボルマブマイクロサテライト不安定性ミスマッチ修復欠損ヤーボイ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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