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RET遺伝子異常を有する小児・若年成人の進行・再発固形がんに対するレットヴィモ、持続的な有効性を示す Journal of Clinical Oncologyより

[公開日] 2026.10.30[最終更新日] 2026.10.28

2026年10月14日、医学誌「Journal of Clinical Oncology」にて、RET遺伝子異常(遺伝子変異または融合遺伝子)を有する進行・再発固形がんの小児および若年成人患者36例(2-20歳:甲状腺髄様がん 15例、甲状腺乳頭がん 15例、その他固形がん 6例)を対象に、選択的RET阻害薬レットヴィモ(一般名:セルペルカチニブ)の有効性と安全性を検証した国際多施設共同第1/2相臨床試験(LIBRETTO-121試験)の試験成績が公表された。

試験デザイン

対象

RET遺伝子異常(変異または融合遺伝子)が確認された進行・再発固形がんの小児および若年成人患者 対象とするがんは、RET変異陽性甲状腺髄様がん(MTC:15例)、RET融合遺伝子陽性甲状腺乳頭がん(PTC:15例)、その他固形がん(6例)

レジメン(治療法)

第1相パート:安全性および用量設定・用量規制毒性(DLT)の評価 第2相パート:レットヴィモ(経口)を連日投与

評価項目

主要評価項目:第1相:安全性(DLTを含む)/第2相:独立中央判定(IRC)に基づく客観的奏効率(ORR) 主要な副次評価項目:治験医師判定によるORR、奏効期間(DOR)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、安全性、薬物動態(PK)

結果

有効性

主要評価項目である全体集団のORRは53%(19/36例、95% CI:36%-70%)であった。RET変異陽性甲状腺髄様がん(MTC)のORRは60%(9/15例、95%信頼区間:32%-84%)、RET融合遺伝子陽性甲状腺乳頭がん(PTC)のORRは53%(8/15例、95% CI:27%-79%)であった。24ヵ月(2年)DOR率は100%に達した。

安全性

主な有害事象は、下痢、悪心、AST上昇、発熱、腹痛、ALT上昇、頭痛、咳嗽、嘔吐であった。 治療関連有害事象(TRAE)による治療中止例および新規の副作用は観察されなかった。

結論

レットヴィモは、RET変異を有する小児・若年成人の甲状腺がん患者において持続的な有効性を示し、忍容性も良好であった。この結果は、小児・若年成人の患者におけるRET変異を標的とした治療を支持するものである。 参照元: Selpercatinib in Pediatric and Adolescent Patients With RET-Altered Solid Tumors: Safety and Efficacy Results From the Phase I/II LIBRETTO-121 Study(J Clin Oncol 2026 doi:10.1200/JCO-25-03013.)
ニュース セルペルカチニブレットヴィモ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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