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切除可能な非小細胞肺がんに対する周術期イミフィンジ+化学療法、日本人サブグループ解析でも有効性を示す Cancer Scienceより

[公開日] 2026.10.19[最終更新日] 2026.10.19

2026年9月27日、医学誌「Cancer Science」にて、切除可能な進行非小細胞肺がんを対象に、周術期の抗PD-L1抗体イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)+プラチナ併用化学療法の有効性と安全性を比較評価したグローバル第3相臨床試験(AEGEAN試験)の事前規定日本人サブグループ解析結果が公表された。

試験デザイン

対象

過去に治療歴のない切除可能な進行非小細胞肺がん(NSCLC:II期〜IIIB[N2]期) (今回のサブグループ解析の対象は、日本人患者79例)

レジメン(治療法)

試験群:術前療法としてのイミフィンジ+プラチナ併用化学療法→術後療法としてのイミフィンジ(n=30) 対照群:術前療法としてのプラセボ+プラチナ併用化学療法→術後療法としてのプラセボ(n=34)

評価項目

主要評価項目: 無イベント生存期間(EFS)、病理学的完全奏効(pCR) 副次・探索的評価項目:無病生存期間(DFS)、全生存期間(OS)、安全性

結果

有効性

主要評価項目であるpCR率は、試験群で33.3%(10/30例)に対して対照群で5.9%(2/34例)であった。またEFSのハザード比は0.63(95%信頼区間:0.26-1.45)であり、試験群で良好な傾向が認められた。 DFSのハザード比は0.47(95%信頼区間:0.16-1.21)であり、試験群で改善傾向が認められたが、OSのハザード比は1.01(95%信頼区間:0.40-2.51)であり、明確な差は認められなかった。

安全性

グレード3/4の有害事象の発現率は、試験群で62.2%に対して対照群で65.9%であった。

結論

今回の日本人サブグループ解析で得られた有効性の改善は、AEGEAN試験全体のグローバルデータと同等またはそれ以上であり、日本人患者の切除可能NSCLCに対する周術期治療としての同レジメンの使用を支持する結果である。 参照元: Perioperative Durvalumab for Resectable NSCLC: Updated Outcomes for Japanese Patients in AEGEAN(Cancer Sci 2026 doi: 10.1111/cas.70541.)
ニュース 肺がん イミフィンジデュルバルマブ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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