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PD-L1陽性進行頭頸部扁平上皮がんに対するリブロファズ+キイトルーダ、有望な抗腫瘍効果を示す Clinical Cancer Researchより

[公開日] 2026.10.11[最終更新日] 2026.10.05

2026年9月15日、医学誌「Clinical Cancer Research」にて、過去に治療歴のないPD-L1陽性(CPS≥1)の再発または転移性頭頸部扁平上皮がん(R/M HNSCC)を対象に、EGFR/MET二重特異性抗体リブロファズ(一般名:アミバンタマブ)皮下注射と抗PD-1抗体キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)点滴静注の併用療法を評価した第1b/2相臨床試験(OrigAMI-4試験 コホート2)の試験成績が公表された。

試験デザイン

対象

全身療法の治療歴のない再発または転移性頭頸部扁平上皮がん(R/M HNSCC:IV期相当)で、PD-L1 CPS ≥ 1 の患者(OrigAMI-4試験 コホート2)。 p16陽性の中咽頭がんおよび過去に抗EGFR抗体薬または抗PD-(L)1抗体薬による治療歴がある患者は除外された。

レジメン(治療法)

リブロファズ(皮下注射)+キイトルーダ(点滴静注)を投与。 コホート2において少なくとも1回の投与を受けた39例を解析対象とした。

評価項目

主要評価項目:治験医師判定による客観的奏効率(ORR) 副次評価項目:奏効期間(DoR)、臨床的有用率(CBR:CR+PR+SD)、無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、安全性

結果

有効性

追跡期間中央値13.6ヵ月時点において、ORRは59%(95%信頼区間:42-74)、完全奏効(CR)率は18%(7例)、CBRは74%(95%信頼区間:58-87%)、また対象病変の縮小は82%に認められた。 DoRの中央値は未達、PFSの中央値は7.7ヶ月(95%信頼区間:5.0-未達)、またOSの中央値は未達であった。

安全性

安全性プロファイルは、これまでの報告と一貫しており、新たな安全性シグナルは認められなかった。

結論

リブロファズ皮下投与+キイトルーダ静脈注射の組み合わせは、R/M HNSCCにおいて有望な抗腫瘍活性が示され、今後の新しい治療選択肢となる可能性が示唆された。 なお、カルボプラチン+キイトルーダ+リブロファズの併用療法と、プラチナ製剤+キイトルーダ+5-FUの併用療法を比較する第3相試験(OrigAMI-5)が、日本も含めて進行中である。 参照元: Amivantamab plus pembrolizumab in previously untreated recurrent/metastatic head and neck squamous cell cancer: Results from the phase 1b/2 OrigAMI-4 study(Clin Cancer Res 2026 doi: 10.1158/1078-0432.CCR-26-1372.)
ニュース 頭頸部がん キイトルーダリブロファズ扁平上皮がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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