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【承認】エラヒア、葉酸受容体α陽性のプラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がんの治療薬として承認 武田薬品工業

[公開日] 2026.09.30[最終更新日] 2026.09.30

武田薬品工業株式会社は9月16日、抗体薬物複合体(ADC)「エラヒア点滴静注100mg」(一般名:ミルベツキシマブ ソラブタンシン(遺伝子組換え))について、「葉酸受容体α陽性の白金系抗悪性腫瘍剤抵抗性の再発卵巣癌」を効能又は効果として、厚生労働省より製造販売承認を取得したことを発表した。 エラヒアは、葉酸受容体α(FRα)に結合するモノクローナル抗体に、切断可能なリンカーを介して、がん細胞を標的としたメイタンシノイドペイロードDM4を結合させたADCである。FRαは、卵巣がんの約90%に発現が認められると報告されている。 今回の承認は、FRα陽性のプラチナ系抗がん剤抵抗性の再発卵巣がん(PROC)を対象とした海外第3相試験(MIRASOL試験、SORAYA試験)および国内第1/2相試験(TAK-853-1501試験)の結果に基づいている。MIRASOL試験では、化学療法による1-3ラインの治療歴を有するFRα陽性のPROCを対象として、エラヒア群と、治験責任医師が選択した化学療法(パクリタキセル、ペグ化リポソームドキソルビシンまたはノギテカン)群の比較検討を行い、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)および重要な副次評価項目である全生存期間(OS)について、エラヒア群でベネフィットが示された。 また、エラヒア群で認められた眼、消化器系および末梢性ニューロパチーの有害事象は主として低グレードであり、投与中止に至った有害事象の発現頻度は、化学療法群で16%であったのに対し、エラヒア群では9%であった。また、国内第1/2相試験であるTAK-853-1501試験の第2相パートにおいても、海外第3相試験であるMIRASOL試験およびSORAYA試験と一貫した有効性および安全性プロファイルが示された。 参照元: 武田薬品工業株式会社 ニュースリリース
ニュース 卵巣がん FRαエラヒアミルベツキシマブ ソラブタンシン葉酸受容体α

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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