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免疫チェックポイント阻害剤治療歴のある進行非小細胞肺がんに対するリルベゴストミグ、良好な安全性と有効性を示す Clinical Cancer Researchより

[公開日] 2026.08.26[最終更新日] 2026.08.26

2026年8月、医学誌「Clinical Cancer Research」にて、免疫チェックポイント阻害剤の治療歴があるPD-L1陽性進行非小細胞肺がんを対象に、抗PD-1/TIGIT二重特異性抗体リルベゴストミグの安全性、耐容性、薬物動態および予備的抗腫瘍活性を評価した第1/2相多施設共同オープンラベル臨床試験のPart A/B解析結果が先行公開された。

試験デザイン

対象

抗PD-1/PD-L1抗体を含む前治療により病勢進行を認めたPD-L1陽性(TPS ≥1%)の進行・転移性非小細胞肺がん患者

レジメン(治療法)

Part A(用量漸増コホート):リルベゴストミグ 70mg、210mg、750mg、1500mgを3週間ごとに静脈内投与(n=51) Part B(用量拡張コホート):Part Aで決定された推奨第2相用量(RP2D)にて投与を実施(n=32)

評価項目

主要評価項目: 安全性・忍容性、DLTの有無、最大耐容量(MTD)およびRP2Dの決定 副次評価項目:薬物動態(PK)、薬力学(PD)、客観的奏効率(ORR)、病勢コントロール率(DCR)、無増悪生存期間(PFS)

結果

Part Aにおいて、DLTは発現せず、MTDには達しなかったが、生物学的活性、PK/PD解析および安全性を総合し、RP2Dは750mgに決定された。 治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)は90.4%、治療関連有害事象(TRAE)は54.2%(グレード3は8.4%)、治験医師判定による免疫関連有害事象(irAE)は18.1%であった。また治療中止率は2.4%と低く抑えられた。 RP2Dである750mgにおける客観的奏効率は5.6%、6か月病勢コントロール率は31.5%、PFSの中央値は3.8ヶ月、12か月のPFS率は11.9%であった。

結論

今回示された臨床的有効性、良好な忍容性、低い治療中止率は、現在進行中の本研究のパートC~Eにおけるリルベゴストミグのさらなる評価を支持するものである。 参照元: Rilvegostomig for Metastatic Non-Small-Cell Lung Cancer: A First-In-Human Phase I/II Clinical Study(Clin Cancer Res 2026. doi: 10.1158/1078-0432.CCR-26-0333.)
ニュース 肺がん リルベゴストミグ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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