• 検索
  • お問い合わせ
  • お知らせ
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 動画
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

初回治療タグリッソ増悪後のEGFR C797X変異陽性進行非小細胞肺がんに対するタグリッソ+イレッサ併用療法、臨床的有効性は限定的 Clinical Cancer Researchより

[公開日] 2026.08.03[最終更新日] 2026.07.27

2026年7月13日、医学誌「Clinical Cancer Research」にて、EGFR遺伝子変異陽性の進行非小細胞肺がん(NSCLC)患者において、初回治療のタグリッソ(一般名:オシメルチニブ)増悪後の耐性メカニズムと後続治療を検証する第2相プラットフォーム試験(ORCHARD試験)より、EGFR C797X耐性変異陽性例に対するタグリッソ+イレッサ(一般名:ゲフィチニブ)併用療法の最終結果が報告された。

試験デザイン

対象

初回治療のタグリッソ投与後に病勢進行(PD)を認め、耐性変異としてEGFR C797X変異が同定されたEGFR遺伝子変異陽性の進行NSCLC患者(31例)

レジメン(治療法)

タグリッソ+イレッサを病勢進行または投与継続不能な有害事象発現まで経口投与

評価項目

主要評価項目:客観的奏効率(ORR) 副次評価項目:無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS)、奏効期間(DoR)、安全性など

結果

有効性

主要評価項目であるORRは26%(80%信頼区間:16-39%)であり、31例中8例で部分奏効(PR)が認められた。 DoRの中央値は4.2ヵ月(95%信頼区間:2.8-5.5)、PFSの中央値は5.1ヵ月(95%信頼区間:3.9-6.8)、OSの中央値は19.0ヵ月(95%信頼区間:14.6-25.0)であった。 タグリッソ+イレッサ併用療法増悪後の解析では、さらなる耐性メカニズムとしてEGFR T790M変異、BRAF変異、PIK3CA変異などが確認された。

安全性

グレード3以上の有害事象(AE)は11例(35%)に認められた。 併用療法による安全性プロファイルは、薬剤毎の既知の安全性と一貫しており、新たな安全性の懸念は検出されなかった。

結論

初回治療のタグリッソ後にEGFR C797X変異が同定されたEGFR遺伝子変異陽性進行NSCLC患者に対するタグリッソ+イレッサ併用療法は、一定の抗腫瘍効果を示したものの、臨床的有効性は限定的であり、有害事象とのバランスを考慮すると、本併用療法のさらなる検証や開発は推奨されないことが示唆された。 参照元: Osimertinib Plus Gefitinib in Patients with EGFR-Mutated Advanced Non-Small Cell Lung Cancer and EGFR (C797X) Mutation Following First-Line Osimertinib: ORCHARD(Clin Cancer Res 2026. Doi: 10.1158/1078-0432.CCR-26-0704.)
ニュース 肺がん EGFRイレッサオシメルチニブゲフィチニブタグリッソ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

おすすめ記事

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

動画

一覧を見る

体験談

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

※オペレーターが受付いたします。内容に応じて専門のスタッフへおつなぎいたします。