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既治療の進行大腸がんに対するc-Met標的抗体薬物複合体テリソツズマブ アジズテカン、良好な抗腫瘍効果を示す Journal of Clinical Oncologyより

[公開日] 2026.05.20[最終更新日] 2026.05.20

2026年5月1日、医学誌「Journal of Clinical Oncology」にて、c-Metを標的とした新規の抗体薬物複合体(ADC)テリソツズマブ アジズテカン(Temab-A)の第1相試験(NCT05029882)における、治療抵抗性の進行固形がん、特に転移性大腸がん(mCRC)に対する安全性と有効性の結果が報告された。

試験デザイン

対象

治療後に病勢進行が認められた進行固形がん患者(用量漸増パート)、およびBRAF野生型かつマイクロサテライト安定/ミスマッチ修復機能正常(MSS/pMMR)の既治療の転移性大腸がん患者(用量拡大パート)

治療法(レジメン)

Temab-Aを静脈内投与 用量拡大パートでは、1.6mg/kg、2.4mg/kg、3.0mg/kgの3つの用量で比較検討

評価項目

安全性、薬物動態、第2相推奨用量の決定、および大腸がん患者における有効性

結果

有効性

全用量における大腸がん患者122例において、客観的奏効率(ORR)は15.6%(95%信頼区間:9.6-23.2%)、奏効持続期間(DOR)の中央値は5.9ヵ月であった。 無増悪生存期間(PFS)の中央値は4.6ヵ月、全生存期間(OS)の中央値は10.4ヵ月であった。 特に2.4mg/kgおよび3.0mg/kgの用量において、より高い奏効が認められた。

安全性

主な有害事象としては、消化器毒性(78%)および血液毒性(71%)の発現が認められた。 副作用による治療中止は10%、治療関連死は3%と低頻度であった。 最大耐用量(MTD)は3.0mg/kgと決定されたが、有効性と安全性のバランスから、第2相推奨用量は2.4mg/kg(3週ごと)に設定された。

結論

c-Met標的ADCであるTemab-Aは、2.4mg/kgの投与において管理可能な安全性を示し、既治療の進行大腸がん患者において有望な抗腫瘍活性を認めた。 参照元: Phase I Study of Telisotuzumab Adizutecan (Temab-A, ABBV-400), a Novel c-Met Antibody-Drug Conjugate, in Patients With Late-Line Colorectal Cancer and Advanced Solid Tumors(J Clin Oncol 2026 Doi: 10.1200/JCO-25-01525.)
ニュース 大腸がん c-Metテリソツズマブ アジズテカン

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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