• 検索
  • お問い合わせ
  • お知らせ
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 動画
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

進行非小細胞肺がんの初回治療としての抗TIGIT抗体チラゴルマブ併用療法、主要評価項目を達成せず JAMA Oncologyより

[公開日] 2026.05.18[最終更新日] 2026.05.18

2026年4月30日、医学誌「JAMA Oncology」にて、未治療の進行非扁平上皮非小細胞肺がんを対象に、抗TIGIT抗体チラゴルマブ+テセントリク(一般名:アテゾリズマブ)+化学療法の有効性と安全性を、現在の標準治療であるキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)+化学療法と比較検証した第3相試験(SKYSCRAPER-06)の結果が報告された。

試験デザイン

対象

局所進行切除不能または転移を有する非扁平上皮非小細胞肺がん(NSCLC)

治療法(レジメン)

試験群:チラゴルマブ+テセントリク+化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチンまたはシスプラチン)(n=269) 対照群:プラセボ+キイトルーダ+化学療法(ペメトレキセド+カルボプラチンまたはシスプラチン)(n=273)

評価項目

主要評価項目:治験担当医判定による無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS) 副次評価項目:安全性など

結果

有効性

追跡期間中央値11.8ヵ月時点の解析において、主要評価項目であるPFSおよびOSのいずれも、試験群が対照群を有意に上回ることはできなかった。 PFSの中央値は、試験群で8.3ヵ月(95%信頼区間:7.1-9.6ヵ月)に対し、対照群で9.9ヵ月(95%信頼区間:8.7-11.9ヵ月)であり、ハザード比は1.27(95%信頼区間:1.02-1.57)であった。 また、OSの中央値は試験群で18.9ヵ月(95%信頼区間:15.2-23.8ヵ月)に対し、対照群で23.1ヵ月(95%信頼区間:20.7-33.0ヵ月)であり、ハザード比は1.33(95%信頼区間:1.02-1.73)であった。

安全性

グレード3、グレード4の有害事象(AE)の発現率は、試験群で61.4%に対して対照群で60.7%と同程度であった。 グレード5(死亡)に至ったAEの発現率は、試験群で10.1%(27/267人)であり、対照群の5.9%(16/272人)と比較して高い傾向が認められた。

結論

未治療の進行非扁平上皮非小細胞肺がん患者において、チラゴルマブ+テセントリク+化学療法の併用療法は、現行の標準治療であるキイトルーダ+化学療法と比較して、PFSおよびOSの改善を示せなかった。今回の結果に基づき、当該試験は中止された。 参照元: Tiragolumab Plus Atezolizumab and Chemotherapy for Advanced Nonsquamous Non-Small Cell Lung Cancer: The Phase 3 SKYSCRAPER-06 Randomized Clinical Trial(JAMA Oncol. 2026 doi: 10.1001/jamaoncol.2026.0818.)
ニュース 肺がん TIGITチラゴルマブ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

おすすめ記事

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

動画

一覧を見る

体験談

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

※オペレーターが受付いたします。内容に応じて専門のスタッフへおつなぎいたします。