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プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がん治療におけるキイトルーダの併用、無増悪生存期間および全生存期間を有意に改善 The Lancetより

[公開日] 2026.05.12[最終更新日] 2026.05.07

2026年4月10日、医学誌「The Lancet」にて、プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がんを対象に、週1回パクリタキセル(±アバスチン)療法へのキイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)上乗せの有効性と安全性を比較検証した第3相試験(ENGOT-ov65/KEYNOTE-B96)の結果が報告された。

試験デザイン

対象

1-2レジメンの薬物療法治療歴(少なくとも1つのプラチナ製剤を含む)があり、最終投与から6ヵ月以内に進行した、プラチナ製剤抵抗性の再発上皮性卵巣がん、卵管がん、または原発性腹膜がん患者さん

治療法(レジメン)

試験群:キイトルーダ+パクリタキセル(n=322) 対照群:プラセボ+パクリタキセル(n=321) いずれの群においても、主治医の判断によるアバスチンの併用が許容された。

評価項目

主要評価項目:治験担当医判定による無増悪生存期間(PFS) 副次評価項目:全生存期間(OS)など

結果

有効性

1回目の中間解析において、PFSの中央値は、全体集団で試験群8.3ヵ月に対して対照群6.4ヵ月、ハザード比は0.70(95%信頼区間:0.58-0.84、p<0.0001)であり、試験群で有意な改善が認められた。また、PD-L1 CPS 1以上の集団でも同様に有意な改善を示した(8.3ヵ月 vs 7.2ヵ月、ハザード比0.72)。 OSに関しては、2回目の中間解析において、PD-L1 CPS 1以上の集団の中央値は、試験群で18.2ヵ月、対照群で14.0ヵ月、ハザード比0.76(95%信頼区間:0.61-0.94、p=0.0053)、また最終解析において、全体集団の中央値が試験群17.7ヵ月に対して対照群14.0ヵ月、ハザード比は0.82(95%信頼区間:0.69-0.97、p=0.011)であり、いずれにおいても統計学的に有意な延長が確認された。

安全性

グレード3以上の治療関連有害事象(TRAE)の発現率は、試験群で68%に対して対照群で55%であった。主な有害事象は貧血、末梢神経障害、脱毛、倦怠感、悪心であった。治療関連死は試験群で4名(大腸炎、間質性肺疾患、急性骨髄性白血病、腸管穿孔)、対照群で5名(心不全1名、腸管穿孔2名、大腸穿孔2名)報告された。

結論

プラチナ製剤抵抗性の再発卵巣がんにおいて、パクリタキセル(±アバスチン)へのキイトルーダ併用療法は、PFSおよびOSをいずれも有意に延長した。今回の結果は、当該患者集団における新たな治療選択肢としての有用性を裏付けるものである。 参照元: Pembrolizumab plus weekly paclitaxel in platinum-resistant recurrent ovarian cancer (ENGOT-ov65/KEYNOTE-B96): a multicentre, randomised, double-blind, phase 3 study(Lancet 2026 Doi: 10.1016/S0140-6736(26)00602-1.)
ニュース 卵巣がん キイトルーダプラチナ抵抗性ペムブロリズマブ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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