• 検索
  • お問い合わせ
  • お知らせ
  • メニュー
  • がん種
  • 特集
  • 治験
  • リサーチ
  • イベント
  • 動画
  • 体験談
  • 患者会
  • 辞典
  • お役立ち

KRAS G12D変異陽性の進行非小細胞肺がんおよび膵管腺がんに対するSetidegrasib、良好な抗腫瘍効果を示す New England Journal of Medicineより

[公開日] 2026.04.23[最終更新日] 2026.04.21

2026年3月25日、医学誌「New England Journal of Medicine」にて、KRAS G12D変異陽性の進行固形がん(非小細胞肺がんおよび膵管腺がんなど)に対する、初のKRAS G12D標的タンパク質分解誘導薬Setidegrasibの第1相試験(NCT05382559)の結果が報告された。

試験デザイン

対象

KRAS G12D変異を認める、治療歴のある進行固形がん患者203名(非小細胞肺がん、膵管腺がんなど)。

治療法(レジメン)

Setidegrasibを週に1回、10mgから800mgまでの用量で静脈内投与した。 用量漸増試験の結果、第2相推奨用量は600mgに決定された。

評価項目

主要評価項目:安全性(用量制限毒性、有害事象)、第2相推奨用量の決定 副次評価項目:薬物動態、薬力学、抗腫瘍活性など

結果

安全性

600mgの用量で投与された76例において、すべての患者で治療中に有害事象が発生し、42%でグレード3以上の有害事象が発生した。治療関連の有害事象は71例(93%)に認められ、最も頻度の高かった有害事象は、一過性のインフュージョン・リアクション(輸注反応:80%)および悪心(30%)であった。有害事象による治療中止に至ったのは2例であった。

有効性(600mg投与群における成績)

第2相推奨用量である600mgを投与された各疾患の成績は以下の通りであった。 非小細胞肺がん45例において、部分奏効割合は36%(95%信頼区間:22-51%)、無増悪生存期間(PFS)の中央値は8.3ヵ月、12ヵ月全生存割合は59%であった。 また転移性膵管腺がん21例(2/3次治療としてSetidegrasibを投与された症例)において、部分奏効割合は24%(95%信頼区間:8-47%)、PFSの中央値は3.0ヵ月、全生存期間(OS)の中央値は10.3ヵ月であった。

結論

KRAS G12D変異を有する既治療の進行非小細胞肺がんおよび膵管腺がんにおいて、初の標的タンパク質分解誘導剤であるSetidegrasibは良好な抗腫瘍活性を示した。 参照元: Setidegrasib in Advanced Non-Small-Cell Lung Cancer and Pancreatic Cancer(N Engl J Med 2026 doi: 10.1056/NEJMoa2600752.)
ニュース 肺がん 膵臓がん KRAS G12D

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

おすすめ記事

治験・臨床試験

一覧を見る

リサーチ・調査

一覧を見る

ニュース

一覧を見る

イベント

一覧を見る

動画

一覧を見る

体験談

一覧を見る

患者会

一覧を見る

電話受付:平日(月〜金)10:00-18:00

※オペレーターが受付いたします。内容に応じて専門のスタッフへおつなぎいたします。