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PARP阻害剤ターゼナ、遺伝子変異を問わず遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がんへ適応拡大 ファイザー
[公開日] 2026.04.14[最終更新日] 2026.04.14
ファイザー株式会社は3月23日、PARP阻害剤「ターゼナカプセル(一般名:タラゾパリブトシル酸塩、以下ターゼナ)」について、遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)に対する製造販売承認事項の一部変更承認を取得したと発表した。
ターゼナは2024年1月、「BRCA遺伝子変異陽性のmCRPC」を対象とした治療薬として承認を受けていた。今回の承認内容の変更は、遺伝子変異(相同組換え修復関連)の有無を問わず、遠隔転移を有する去勢抵抗性前立腺がん(mCRPC)患者を対象に実施された国際共同第3相試験(TALAPRO-2試験)から得られた全生存期間(OS)の最終データなどに裏付けられたものである。
mCRPCとは、男性ホルモン(テストステロン)を抑制する治療を実施してもがんの進行が止められず、前立腺以外の臓器へ転移した状態を指す。前立腺がんと診断された患者のうち、およそ1~2割が5~7年以内にこの状態に至ると考えられている。
TALAPRO-2試験では、mCRPCに対する全身抗悪性腫瘍療法歴がなく、相同組換え修復遺伝子変異の有無を問わない患者を対象に、ターゼナとエンザルタミド(アンドロゲン受容体シグナル伝達経路阻害薬)の併用療法が評価された。その結果、両剤を組み合わせることで、臨床的に意義のある死亡リスクの低下が確認された。
ターゼナは、DNA修復に関わるPARP1およびPARP2という酵素の機能を強力に阻害する薬剤である。エンザルタミドと併用することで相補的に働き、遺伝子変異の有無に関わらず、がん細胞に対する感受性を向上させることが期待されている。今回の適応拡大によって、より幅広いmCRPC患者に対して、新たな治療選択肢が開かれることになった。
参照元:
ファイザー株式会社 プレスリリース
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