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ホルモン受容体陽性HER2低発現または超低発現の転移性乳がんに対するエンハーツ、一貫した有効性を示す Annals of Oncologyより

[公開日] 2026.03.19[最終更新日] 2026.03.16

2026年3月2日、医学誌「Annals of Oncology」より、ホルモン受容体(HR)陽性HER2低発現(Low)または超低発現(Ultralow)の転移性乳がんを対象とした第3相試験(DESTINY-Breast06)のサブグループ解析の結果が報告された。本解析では、予後に影響を与える臨床的特徴別に、エンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン)の有効性と安全性を検証した。

試験デザイン

対象

1つ以上のホルモン療法後に増悪したHR陽性HER2低発現または超低発現の転移性乳がん患者

治療法(レジメン)

866例の患者が、以下の2群に1:1でランダムに割りつけられた。 試験群:エンハーツ 対照群:主治医が選択する化学療法(TPC:カペシタビン、パクリタキセルまたはナブパクリタキセル)

評価項目

独立中央判定(BICR)による無増悪生存期間(PFS)、客観的奏効率(ORR)、および奏効期間(DOR)

結果

既に試験群における無増悪生存期間(PFS)の優位性と安全性のデータが報告されており、今回は予後に影響を与える臨床的特徴ごとのサブグループ解析の結果が報告された。

有効性

前治療としての内分泌療法+CDK4/6阻害薬の効果持続期間(増悪までの期間:Time to Progression;TTP)に関わらず、試験群は対照群と比較してPFSの改善を示した。TTPが6ヵ月未満の症例において、両群のPFSの中央値が14.0ヵ月と6.5ヵ月、TTPが6-12ヵ月の症例において、13.2ヵ月と6.9ヵ月、TTPが12ヵ月以上の症例において、12.9ヵ月と8.2ヵ月であった。 また、内分泌療法に対する初期耐性あるいは獲得耐性がある症例や、内臓病変の有無、肝転移の有無、病変部位の数(3カ所以上)、腫瘍サイズといった“疾患負荷(Disease burden)”の大小に関わらず、試験群における一貫したPFSの改善が認められた。 客観的奏効率(ORR)は、全てのサブグループで試験群が対照群を上回った(試験群:36.7-67.7%、対照群:16.7-37.5%)。また、PFS2(ランダム化から二次増悪または死亡までの期間)に関しても、全てのサブグループで試験群における改善が認められた。

安全性

各サブグループにおける安全性プロファイルは、DESTINY-Breast06試験の全体集団で認められたものと一貫しており、新たな懸念は確認されなかった。

結論

HR陽性HER2低発現または超低発現の転移性乳がんの治療において、エンハーツは前治療(内分泌療法+CDK4/6阻害薬)の効果や耐性の有無、疾患負荷といった予後因子に関わらず、一貫した臨床的ベネフィットを示した。本データは、ホルモン療法後の広く有効な治療法としてのエンハーツの使用の妥当性を裏付ける結果である。 参照元: Trastuzumab deruxtecan in hormone receptor-positive, HER2-low/-ultralow metastatic breast cancer (DESTINY-Breast06): outcome analyses by time to progression on prior first-line endocrine therapy with CDK4/6 inhibitor and baseline burden of disease(Ann Oncol 2026 DOI: 10.1016/j.annonc.2026.02.015.)
ニュース 乳がん HER2エンハーツトラスツズマブ デルクステカンホルモン受容体低発現

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