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エンハーツによる間質性肺疾患で治療を中止したHER2陽性転移性乳がんにおける次治療の効果・安全性の検討 Breastより

[公開日] 2026.03.17[最終更新日] 2026.03.13

2026年2月4日、医学誌「Breast」にて、HER2陽性転移性乳がんを対象としたコホート研究であるEN-SEMBLE試験(jRCT1030220506)の事後解析結果が報告された。本解析では、エンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン;T-DXd)を間質性肺疾患(ILD)により中止した後の後続治療の有効性と安全性が検討された。

試験デザイン

対象

EN-SEMBLE試験において、ILDの発現によりエンハーツを投与中止したHER2陽性転移性乳がん患者146例

評価項目

エンハーツ中止後の最初の治療および2番目の治療における有効性とILDの再発・増悪を検討した。 実臨床における無増悪生存期間(rwPFS)、治療成功期間(rwTTF)、次治療までの期間(rwTTNT)、全生存期間(OS)、および後続治療開始後のILD再発・増悪率を評価した。

結果

有効性

解析対象の81.5%が後続治療として抗HER2療法を受けた。 エンハーツ中止後の最初の治療におけるrwPFSの中央値は7.2ヵ月(95%信頼区間:5.4-10.2)、rwTTFは6.5ヵ月、rwTTNTは7.8ヵ月、OSは32.4ヵ月であった。 先行するエンハーツ投与時のILDのグレード別(グレード1:78例、グレード2:46例、グレード3:18例)に見ると、グレード1で中止した患者の方が、グレード3で中止した患者よりも、良好な有効性を示す傾向があった。

安全性

エンハーツによるILDを経験した後に次の治療を受けた際、ILDの再発が認められたのは、最初の後続治療を受けた患者で5例(3.4%)であった。また2番目の後続治療を受けた93例のうち、ILDの再発を認めたのは2例(2.2%)であった。

結論

エンハーツ投与中にILDが発現して中止となった場合でも、その後の抗HER2療法を含む治療によって臨床的なベネフィットが得られる可能性が示された。また、後続治療におけるILDの再発率は低かった。この結果は、ILDを早期に発見・管理し、適切なタイミングで後続治療へ移行することの重要性を強調している。 参照元: Safety and effectiveness of post-trastuzumab deruxtecan regimens in patients with HER2-positive metastatic breast cancer who discontinued trastuzumab deruxtecan due to interstitial lung disease(Breast 2026 DOI: 10.1016/j.breast.2026.104722.)
ニュース 乳がん HER2エンハーツトラスツズマブ デルクステカン間質性肺炎

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