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進行非小細胞肺がん治療としての免疫チェックポイント阻害剤のリチャレンジ(再投与)におけるバイオマーカーの検討 Translational Lung Cancer Researchより

[公開日] 2026.02.24[最終更新日] 2026.02.24

2026年1月31日、医学誌「Translational Lung Cancer Research」にて、既治療の転移性または再発の非小細胞肺がん(NSCLC)を対象に、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)再投与時の予後予測バイオマーカーを検討した後ろ向き研究の結果が日本から報告された。

試験デザイン

対象

2017年から2023年までに、初回ICI治療中止後に再投与としてオプジーボ(一般名:ニボルマブ)、キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)、テセントリク(一般名:アテゾリズマブ)などの投与を受けたNSCLC患者33例

結果

有効性

初回ICI治療時と比較して、再投与時の効果は全体として限定的な結果であった。 客観的奏効率(ORR)は、初回治療時の45.5%に対して再投与時では12.1%、無増悪生存期間(PFS)の中央値は初回時の8.1カ月に対して再投与時では2.2カ月、全生存期間(OS)の中央値は初回時の28.3カ月に対して再投与時では6.6カ月となった。

バイオマーカー探索

再投与開始時の「好中球/リンパ球比(NLR)4未満」の患者群は、NLR 4以上の群と比較して生存期間が有意に延長することが示された。PFSのハザード比は0.30(p=0.01)、OSのハザード比は0.25(p=0.001)であり、いずれも統計学的に有意な差が認められた。多変量解析においても、再投与時のNLR 4未満はOSの独立した良好な予後予測因子であることが確認された。 また探索的解析において、初回治療時と再投与時を比較したところ、全身の炎症指標であるNLRや単球/リンパ球比(MLR)などは上昇し、血清アルブミンや予後栄養指数(PNI)などの栄養指標は低下していることが確認された。

安全性

再投与時のirAE発現率は33.3%であり、その中で最も多く認められたのは肺臓炎(12.1%)であった。また、1例の治療関連死が観察された。

結論

前治療歴の多い進行NSCLCに対するICI再投与の効果は限定的であったが、投与開始時のNLRが4未満であることは、PFSおよびOSの延長を予測する簡便で有用な指標となる。今後は、NLRの検証、最適なカットオフ値の確立、炎症および栄養に基づくバイオマーカーの動的変化を含む予測モデルへの統合を探るために、前向きな多施設研究が必要である。 参照元: Immune checkpoint inhibitor rechallenge in advanced NSCLC: prognostic value of the neutrophil-to-lymphocyte ratio(Transl Lung Cancer Res. 2026 Doi:10.21037/tlcr-2025-1094.)
ニュース 肺がん 免疫チェックポイント阻害薬非小細胞肺がん

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