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がん治療における術後免疫療法の費用対効果の検証 JAMA Oncologyより

[公開日] 2026.02.16[最終更新日] 2026.02.09

2026年1月22日「JAMA Oncology」にて、がん治療において導入が進む「術後療法としての免疫チェックポイント阻害薬」について、その経済的価値と費用対効果を検証した系統的レビューの結果が報告された。

対象

PubMed、Scopus、Embase、Web of Scienceを対象に、2015年1月1日から2025年1月31日までに発表された術後療法の費用効果分析または費用効用分析を系統的に検索した。

結果

解析には、非小細胞肺がんと悪性黒色腫などさまざまながん種を対象とした計69件の研究が含まれていた。そのうち46件(67%)は、免疫チェックポイント阻害薬単剤による術後療法の第一選択として評価した。 健康状態の改善:63件(91%)の研究において、術後免疫療法群は対照群と比較して、質調整生存年(QALY)および生存年(LY)の向上が一貫して認められた。特に高い効果と関連のある因子として、NSCLC、企業主導の研究、および併用療法が挙げられた。 費用対効果:40件(58%)の研究において、術後免疫療法は「費用対効果が高い(Cost-effective)」と結論付けられた。ただしこの結果は、がん種や薬剤価格、国ごとのWTP(Willingness to Pay:支払意思額)閾値*、モデルの前提条件によって大きく異なっていた。 *医療技術評価(HTA)において、1QALY(質調整生存年)の改善を得るために社会が支払ってもよいと考える費用の上限目安のこと

結論

術後免疫療法は有意なQALY/LYの改善をもたらし、高リスク患者や(術後療法としての)第一選択治療としての使用では、多くの場合で費用対効果が良好であるとみなされることが示唆された。しかし、経済的価値に関しては、治療戦略や薬剤価格等に大きく左右される。 これらの知見は、補助免疫療法の選択的かつ費用対効果に基づく導入を支持するとともに、保険償還や政策決定を導くための透明性のある標準化された経済評価の必要性を強調している。 参照元: Cost-Effectiveness of Adjuvant Immunotherapy in Cancer Treatments: A Systematic Review(JAMA Oncol. 2026 doi: 10.1001/jamaoncol.2025.6080.)
ニュース 術後療法費用対効果

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