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BRCA変異陰性進行卵巣がんに対するイミフィンジ+アバスチン+化学療法後のイミフィンジ+リムパーザ+アバスチンによる維持療法、無増悪生存期間を有意に改善 Annals of Oncologyより

[公開日] 2026.01.14[最終更新日] 2026.01.13

2025年12月8日、医学誌『Annals of Oncology』にて、がん組織におけるBRCA遺伝子(tBRCA)変異のない初発の進行卵巣がんを対象に、イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)+アバスチン(一般名:ベバシズマブ)+化学療法後の維持療法としてのイミフィンジ+アバスチンに、PARP阻害剤であるリムパーザ(一般名:オラパリブ)の上乗せを検討した国際共同第3相無作為化DUO-O試験の結果が報告された。

試験デザイン

対象

新たに診断された進行卵巣がんのうち、がん組織のBRCA遺伝子変異が陰性である患者

治療法(レジメン)

イミフィンジ+リムパーザ群:導入療法としてのイミフィンジ+アバスチン+化学療法→維持療法としてのイミフィンジ+アバスチン+リムパーザ(n=378) イミフィンジ群:導入療法としてのイミフィンジ+アバスチン+化学療法→維持療法としてのイミフィンジ+アバスチン+プラセボ(n=374) 対照群:導入療法としてのプラセボ+アバスチン+化学療法→維持療法としてのアバスチン+プラセボ(n=378)

評価項目

主要評価項目:治験責任医師評価による無増悪生存期間(PFS)(イミフィンジ+リムパーザ群 vs 対照群) 副次評価項目:PFS(イミフィンジ群 vs 対照群)、全生存期間(OS)、安全性

結果

有効性

主要評価項目であるPFS(イミフィンジ+リムパーザ群 vs 対照群)の中央値は、イミフィンジ+リムパーザ群で統計的に有意な改善を示した。ITT(intention-to-treat)集団において、イミフィンジ+リムパーザ群で24.2ヶ月に対して対照群で19.3ヶ月であった(ハザード比:0.63、95%信頼区間:0.52-0.76、p<0.0001)。また相同組換え修復欠損 (HRD)集団においては、イミフィンジ+リムパーザ群で37.3ヶ月に対して対照群で23.0ヶ月であった(ハザード比:0.49、95%信頼区間:0.34-0.69、p<0.0001)。 一方で、副次評価項目であるPFS(イミフィンジ群 vs 対照群)に関しては、ハザード比が0.87(95%信頼区間:0.73-1.04、p=0.13)であり、統計的な有意差は認められなかった。 OSの中間解析では、イミフィンジ+リムパーザ群と対照群の比較において、ハザード比が0.95(95%信頼区間:0.76-1.20、p=0.68)であり、統計的な有意差は認められなかった。

安全性

安全性プロファイルは、併用薬と個々のものと概ね一致していた。

結論

がん組織のBRCA遺伝子変異陰性の初発の進行卵巣がんに対して、導入療法としての化学療法+アバスチンにイミフィンジを上乗せし、続いて維持療法としてのアバスチン+イミフィンジにリムパーザを上乗せすることで、PFSを有意に改善することが示された。 今後さらに追加の追跡を続けることで、長期的な効果が得られることが期待される。 参照元: Durvalumab with carboplatin/paclitaxel and bevacizumab followed by durvalumab and bevacizumab with or without olaparib maintenance in newly diagnosed non-BRCA-mutated advanced ovarian cancer(Annals of Oncology. 2025 DOI: 10.1016/j.annonc.2025.11.020)
ニュース 卵巣がん イミフィンジオラパリブデュルバルマブリムパーザ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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