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進行胃がんの3次治療以降におけるイリノテカンベースの化学療法、高齢患者にも有効かつ安全であることを示唆 Gastric Cancerより

[公開日] 2026.01.08[最終更新日] 2025.12.23

2025年12月4日、医学誌『Gastric Cancer』にて、日本で実施された第3相RINDBeRG試験(進行・再発胃/食道胃接合部がんに対するサイラムザ(一般名:ラムシルマブ)+化学療法後の治療として、イリノテカンにサイラムザを追加継続する意義を検討した試験)の事後サブグループ解析として、進行胃がんの3次治療以降におけるイリノテカンベースの化学療法の有効性と安全性を年齢別に評価した結果が報告された。

試験デザイン

対象

サイラムザベースの化学療法後に増悪した進行・再発胃/食道胃接合部がん(RINDBeRG試験の登録患者)

治療法(レジメン)

試験群:サイラムザ+イリノテカン(70歳以上:n=83、70歳未満:n=117) 対照群:イリノテカン(70歳以上:n=80、70歳未満:n=113)

評価項目

全生存期間(OS)、無増悪生存期間(PFS)、全奏効率(ORR)、安全性

結果

有効性

OSおよびPFSは年齢別で有意差を認めなかった。試験群におけるOSの中央値は、70歳以上の集団で9.7カ月に対して70歳未満では8.9カ月(ハザード比:0.85、95%信頼区間:0.63-1.15)、PFSの中央値は4.0カ月に対して3.6カ月(ハザード比:0.84、95%信頼区間:0.63-1.12)であった。 対照群におけるOSの中央値は、70歳以上および70歳未満のいずれも8.5カ月(ハザード比:0.99、95%信頼区間:0.7-1.34)、PFSの中央値は3.1カ月に対して2.2カ月(ハザード比:0.87、95%信頼区間:0.65-1.17)であった。 ORRについては、試験群では、70歳以上の集団で20.5%に対して70歳未満で14.5%、対照群ではそれぞれ18.8%に対して9.7%であった。

安全性

グレード3以上の有害事象の発現率は、70歳以上と70歳未満で同程度であった。 多変量解析の結果、ECOGパフォーマンスステータス(PS)1、腹膜転移、LDH高値、Modified Glasgow Prognostic Score(mGPS:血清アルブミン(Alb)値と血清CRP値の組み合わせによる評価法)1以上、およびアルカリホスファターゼ低値が予後不良因子として同定された(年齢は予後因子として同定されなかった)。

結論

難治性の進行胃がんに対するイリノテカンベースの治療は、高齢患者(≧70歳)と非高齢患者(<70歳)の間で同等の有効性および忍容性を示した。また、年齢は予後因子ではなく、OS不良と関連する臨床的要因が特定された。 これらの結果は、年齢のみを理由にイリノテカンベースの治療を控えるべきではないことを示唆している。 参照元: Efficacy and safety of irinotecan-based therapy in elderly patients with advanced gastric cancer receiving third-line or later chemotherapy: post-hoc age-subgroup analysis of the rindberg trial(Gastric Cancer. 2025 doi: 10.1007/s10120-025-01692-w.)
ニュース 胃がん 食道胃接合部がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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