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切除不能進行トリプルネガティブ乳がんに対するダトロウェイ、無増悪生存期間および全生存期間を有意に改善 第一三共

[公開日] 2025.10.08[最終更新日] 2025.10.07

第一三共株式会社は10月6日、切除不能な転移性/局所再発トリプルネガティブ乳がんへの初回治療を対象とした、抗TROP2抗体薬物複合体(ADC)であるダトロウェイ(一般名:ダトポタマブ デルクステカン;Dato-DXd)の第3相臨床試験(TROPION-Breast02)における最終解析結果を公表した。 同試験は、免疫療法による治療の対象とならない切除不能な転移性/局所再発トリプルネガティブ乳がん患者644名を対象に、初回治療としてのダトロウェイの有効性および安全性と、医師選択の化学療法とを比較評価したグローバル第3相臨床試験である。 今回の最終解析の結果、ダトロウェイ投与群は化学療法投与群と比較して、主要評価項目である全生存期間および無増悪生存期間に関して、統計学的に有意かつ臨床的に意義のある改善を示した。 安全性については、乳がんを対象としたダトロウェイの他の試験と同様の傾向であった。 今回の試験結果の詳細は、今後の学会にて発表予定である。 なお、現在同試験に加え、トリプルネガティブ乳がんを対象とした3つの第3相臨床試験(TROPIONBreast03TROPION-Breast04およびTROPION-Breast05、すべて日本も参加中)が進行中である。 参照元: 第一三共株式会社 プレスリリース
ニュース 乳がん ダトポタマブ デルクステカンダトロウェイトリプルネガティブ

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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