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【承認】Guardant360 CDx がん遺伝子パネル、エンハーツのコンパニオン診断として承認取得 ガーダントヘルスジャパン

[公開日] 2025.10.07[最終更新日] 2025.10.06

ガーダントヘルスジャパン株式会社は、血液検体を使ったリキッドバイオプシー検査『Guardant360 CDx がん遺伝子パネル』について、第一三共株式会社が一部変更承認申請中のHER2陽性の固形がんに対するエンハーツ(一般名:トラスツズマブ デルクステカン(遺伝子組換え))の適応判定を補助するためにERBB2遺伝子コピー数異常(HER2遺伝子増幅)を検出するコンパニオン診断として、9月22日に厚生労働省より承認を取得したことを発表した。 ERBB2は、多くの固形がんの細胞表面に発現するチロシンキナーゼ受容体HER2をコードする遺伝子である。ERBB2遺伝子コピー数異常は、HER2タンパク質の過剰発現を引き起こすメカニズムのひとつであり、その結果、がんの進行や予後不良と関連する可能性が考えられている。 保険診療でがんゲノムプロファイリング検査を実施した症例のうち、国立がん研究センターがんゲノム情報管理センター(C-CAT)に登録された約5万例を対象として、がん種横断的にがんの発生・進行などの直接の原因となるドライバー遺伝子異常を解析したところ、6,915症例において7,887のコピー数異常が確認され、最も多かったのはERBB2コピー数異常(1,639)であった。 現在国内では、乳がん、胃がん、肺がん、唾液腺がんや大腸がんの治療に抗HER2療法が用いられているが、今後「Guardant360 CDx」の保険適用手続きを進めることで、より多くの固形がんの患者さんに治療を届けることにつながると期待されている。 参照元: ガーダントヘルスジャパン株式会社 ニュース
ニュース Guardant360HER2コンパニオン診断固形がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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