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【承認】ヘルネクシオス、化学療法後に増悪したHER2遺伝子変異陽性の進行性非小細胞肺がんに対する初の経口治療薬として承認取得 日本ベーリンガーインゲルハイム
[公開日] 2025.09.30[最終更新日] 2025.09.26
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は9月19日、ヘルネクシオス錠60mg(一般名:ゾンゲルチニブ)について、「がん化学療法後に増悪したHER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌」を適応として、日本国内における製造販売承認を取得したことを発表した。
ヘルネクシオスは、経口HER2(ERBB2)特異的チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)であり、同適応症に対する分子標的薬として国内初の経口薬である。
今回の承認は、HER2(ERBB2)遺伝子変異陽性の切除不能または転移性の固形がんを対象に、ヘルネクシオスの単剤療法を評価した第1相非盲検用量漸増試験(用量の確認と拡大を含む)Beamion-LUNG-1試験(NCT04886804)の結果に基づいている。
同試験のコホート1には、活性型HER2遺伝子変異陽性(HER2チロシンキナーゼドメイン(TKD)に変異陽性)の進行性または転移性の非小細胞肺がん(NSCLC)の患者75名が登録され、治療歴のある患者における客観的奏効率(ORR)は71%(95%信頼区間:60-80)、完全奏効率(CR)は7%、部分奏効率は64%、病勢コントロール率(DCR)は96%を示した。さらに、ヘルネクシオスは、治療歴のある脳転移を有する患者(評価可能27例)で頭蓋内奏効を示し、ORRは41%、DCRは81%であった。
安全性に関して、最も多く報告された有害事象(AE)はグレード1の下痢(48%)であり、グレード3以上の治験薬との因果関係のあるすべての有害事象は17%であった。
参照元:
日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 プレスリリース
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