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【承認】ベクティビックス、ルマケラスとの併用でKRAS G12C変異陽性進行大腸がんに対する承認を取得 武田薬品工業

[公開日] 2025.09.29[最終更新日] 2025.09.24

武田薬品工業株式会社は9月19日、抗EGFRモノクローナル抗体ベクティビックス点滴静注(一般名:パニツムマブ(遺伝子組換え))について、KRAS G12C阻害剤であるルマケラス(一般名:ソトラシブ)との併用療法として、「がん化学療法後に増悪したKRAS G12C変異陽性の治癒切除不能な進行・再発の結腸・直腸癌」の新たな「効能又は効果」並びに「用法及び用量」の製造販売承認事項一部変更承認を取得したことを発表した。 KRAS G12C変異はCRCの約3%を占めると推定されており、KRAS G12C変異を有する患者さんは、他のKRAS遺伝子変異を有する患者さんと比較して予後が悪いことが報告されている。これまで日本では、KRAS G12C変異を含むKRAS変異を標的としたCRCに対する治療薬は確立されていない。 今回の承認は、KRAS G12C変異陽性の既治療の転移性の結腸・直腸がん(CRC)を対象として、ベクティビックス+ルマケラス併用療法の有効性および安全性を評価した、国際共同、多施設共同、ランダム化、非盲検、実薬対照の第3相試験(CodeBreaK 300試験)の結果に基づくものである。 参照元: 武田薬品工業株式会社 ニュース
ニュース パニツムマブベクティビックス結腸・直腸がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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