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【承認】イミフィンジ、非小細胞肺がんにおける術前・術後補助療法としての承認取得 アストラゼネカ

[公開日] 2025.09.25[最終更新日] 2025.09.25

アストラゼネカ株式会社は9月19日、イミフィンジ点滴静注120mgおよびイミフィンジ点滴静注500mg(一般名:デュルバルマブ(遺伝子組換え))について、「非小細胞肺癌における術前・術後補助療法」を効能又は効果として承認を取得したことを発表した。 今回の承認は、切除可能なIIA-IIIB期(AJCC Cancer Staging Manual第8版)の非小細胞肺がん(NSCLC)に対する周術期治療としてのイミフィンジを評価する、第3相無作為化二重盲検プラセボ対照国際多施設共同試験(AEGEAN試験)の結果に基づくものである。 同試験において、術前後のイミフィンジ療法は、術前化学療法と比較して無イベント生存期間(EFS)を統計的有意に改善した(ハザード比:0.68、95%信頼区間:0.53-0.88、p=0.0039)。病理学的完全奏効(pCR)の最終解析では、術前イミフィンジ療法(イミフィンジ+化学療法)と術前化学療法単独で、それぞれpCR達成割合は17.21%と4.28%という結果であった。 OSに関しては、中間解析の時点では統計学的有意性の解析はされておらず、最終解析で主要な副次評価項目として引き続き評価予定だ。 また安全性に関しては、イミフィンジの忍容性はおおむね良好で、術前および術後療法において新たなシグナルは認められなかった。さらに、イミフィンジを術前化学療法に追加することで、術前化学療法単独と比較して手術完遂を損なうことはなかった。 参照元: アストラゼネカ株式会社 プレスリリース
ニュース 肺がん イミフィンジデュルバルマブ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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