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【保険適用】IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病治療薬ティブソボのコンパニオン診断薬が保険適用を取得 キアゲン

[公開日] 2025.09.03[最終更新日] 2025.09.03

株式会社キアゲンは9月1日、IDH1遺伝子変異陽性の急性骨髄性白血病(AML)を対象としたセルヴィエ社のIDH1阻害剤「ティブソボ錠 250mg」(一般名:イボシデニブ)に対するコンパニオン診断薬の保険適用を取得したと発表した。 ティブソボは、AMLの変異型IDH1に対する選択的阻害薬で、強力化学療法の適応とならない患者への新たな治療選択肢となる。日本人AML患者のIDH1遺伝子変異陽性率(急性前骨髄球性白血病を除く)は9.5%と算出されており、ティブソボ投薬判断に際して、IDH1遺伝子変異の有無の診断は不可欠である。 今回、コンパニオン診断薬が保険適用となったipsogen IDH1変異検出キットRGQ「キアゲン」は、リアルタイムPCR技術を用いて、患者の血液または骨髄穿刺液からIDH1遺伝子の5つの変異(R132C、R132H、R132S、R132G、R132L)を検出する。これにより、IDH1遺伝子変異の有無を迅速かつ安定的に診断することが可能となる。 なお、同キットの保険点数は2,500点である。 参照元: 株式会社キアゲン プレスリリース
ニュース 白血病 IDH1イボシデニブティブソボ急性骨髄性白血病

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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