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EGFR変異陽性の進行非小細胞肺がんに対するタグリッソ+化学療法、全生存期間を有意に延長 英アストラゼネカ社

[公開日] 2025.07.24[最終更新日] 2025.07.22

英アストラゼネカ社は7月21日、EGFR変異陽性の進行非小細胞肺がんに対するタグリッソ(一般名:オシメルチニブ)+化学療法の有効性・安全性を検討した第3相FLAURA2試験について、全生存期間(OS)の有意な改善が認められたことを発表した。 FLAURA2試験は、EGFR変異陽性の局所進行(IIIB-IIIC期)または転移性(IV期)非小細胞肺がんを対象に、初回治療としてのタグリッソ+化学療法(ペメトレキセド+プラチナ系抗がん剤)併用療法とタグリッソ単剤を比較した、非盲検多施設共同国際共同第3相試験。既に併用療法群に関して、主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)の有意な改善が報告されており、今回は重要な副次評価項目に規定されていたOSに関して、統計的に有意かつ臨床的に意義のある改善が認められたことを報告した。 安全性に関しては、タグリッソ+化学療法の安全性プロファイルは引き続き管理可能であり、個々の薬剤の確立されたプロファイルと一致していた。また有害事象による治療の中止率は、両群とも低かったと報告した。 結果の詳細は、今後の学会で発表される予定だ。 なお、タグリッソ+化学療法の併用療法は、FLAURA2試験の結果に基づき、日本を含む80ヵ国以上で既に承認されている。 参照元: 英アストラゼネカ社 プレスリリース
ニュース 肺がん EGFRオシメルチニブタグリッソ非小細胞肺がん

浅野理沙

東京大学薬学部→東京大学大学院薬学系研究科(修士)→京都大学大学院医学研究科(博士)→ポスドクを経て、製薬企業のメディカルに転職。2022年7月からオンコロに参加。医科学博士。オンコロジーをメインに、取材・コンテンツ作成を担当。

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