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FGFR2b過剰発現の進行胃/食道胃接合部がんに対するベマリツズマブ、全生存期間を有意に改善 米アムジェン社
[公開日] 2025.07.08[最終更新日] 2025.07.07
米アムジェン社は6月30日、FGFR2b過剰発現の進行胃/食道胃接合部がんに対する初回治療としての抗FGFR2b抗体ベマリツズマブ(Bemarituzumab)+化学療法(mFOLFOX6)の有効性・安全性を検討した第3相FORTITUDE-101試験の結果を公表した。
同試験は、未治療のFGFR2b過剰発現の進行胃/食道胃接合部がん患者(HER2陽性を除く)を対象として、ベマリツズマブ+化学療法とプラセボ+化学療法を比較した無作為化多施設共同二重盲検プラセボ対照試験であり、日本を含む37カ国300施設で実施中である。
今回の報告では、事前に規定された中間解析において、主要評価項目である全生存期間(OS)の有意な改善を達成したことが示された。
ベマリツズマブ+化学療法を受けた患者において、25%以上で認められた治療関連有害事象は、視力低下、点状角膜炎、貧血、好中球減少症、悪心、角膜上皮欠損、ドライアイであった。眼に関する有害事象は、第2相試験においても認められていたが、第3相試験のベマリツズマブ併用群では、より高頻度かつ重篤な発現を示した。
結果の詳細は、今後の学会などにおいて発表される予定だ。
なお、FGFR2b過剰発現の進行胃/食道胃接合部がんの初回治療としてのベマリツズマブ+化学療法+オプジーボ(一般名:ニボルマブ)の有効性・安全性を検討した第3相FORTITUDE-102試験も、現在進行中である。
参照元:
米アムジェン社 プレスリリース
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