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【論文】転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの初回治療としてのキイトルーダ+化学療法に対するレンビマ併用、有効性の改善を認めず Journal of Thoracic Oncologyより

[公開日] 2025.06.05[最終更新日] 2025.06.02

2025年5月24日、医学誌『Journal of Thoracic Oncology』にて、転移性非扁平上皮非小細胞肺がんの初回治療としてのレンビマ(一般名:レンバチニブ)+キイトルーダ(一般名:ペムブロリズマブ)+化学療法併用の有効性・安全性を比較検証した第3相LEAP-006試験の結果が報告された。

試験デザイン

対象

治療歴のないIV期の転移性非扁平上皮非小細胞肺がん(ドライバー遺伝子変異陰性)

治療法(レジメン)

試験群:レンビマ+キイトルーダ+化学療法(n=375) 対照群:プラセボ+キイトルーダ+化学療法(n=373)

評価項目

主要評価項目:無増悪生存期間(PFS)、全生存期間(OS) 副次評価項目:安全性など

結果

有効性

追跡期間中央値36.8ヶ月時点における最終解析の結果が報告された。 主要評価項目であるPFSの中央値は、試験群で12.1ヶ月(95%信頼区間:10.4-14.1)に対して対象群で9.5ヶ月(95%信頼区間:8.3-10.7)であり、統計的に有意な改善は認められなかった(ハザード比:0.88、95%信頼区間:0.74-1.05、P=0.07976)。 もう一つの主要評価項目であるOSの中央値は、試験群で21.8ヶ月(95%信頼区間:18.6-24.0)に対して対照群で22.1ヶ月(95%信頼区間:19.7-24.2)であり、統計的に有意な改善は認められなかった(ハザード比:1.05、95%信頼区間:0.88-1.26、P=0.70818)。

安全性

グレード3以上の治療関連有害事象(TRAE)の発現率は、試験群で69.7%に対して対象群で55.6%であった。またグレード5のTRAEは、試験群で5.6%に対して対象群で2.7%確認された。

結論

同試験の結果から、レンビマ上乗せの有効性が認められなかったことから、転移性非扁平上皮非小細胞肺がんに対する初回治療は、今後もキイトルーダ+化学療法であることが見込まれる。 参照元: Lenvatinib Plus Pembrolizumab, Pemetrexed, and a Platinum as First-Line Therapy for Metastatic Nonsquamous Non-Small-Cell Lung Cancer: Phase 3 LEAP-006 Study(J Thorac Oncol 2025 Doi:10.1016/j.jtho.2025.05.016.)
ニュース 肺がん レンバチニブレンビマ非小細胞肺がん

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